たぶん天気悪いけどこの日も記憶なし

なんとか寝て起きる。昨日が苦しすぎたので、今日はもう仕切り直して気分を切り替えないと、とてもじゃないけど乗り切れないと思った。8時の診察。子宮口の開き具合は昨日と同じくらいだが、子どもの位置は少し上に戻っている。昨日よりはよい状態から始められると思います、と先生。今日ははじめから絶食で、昨日と同じく8時20分から点滴開始。出だしは体力維持のために休憩していた。が、10時過ぎにはつらくなってくる。毎回の血圧が高く、11時前には痙攣予防のマグセント点滴がはいった。しんどい。痛みを呼吸で逃しながら耐える。ある程度にいったら和痛になるはずである。助産師さんが痛みの場所を毎回聞いてくるのにこたえるのが億劫すぎた。11時すぎ、先生がやってきて、胎児の心音がしんどそうで、私の血圧が160連発ということで、先生方で判断して帝王切開にするかもしれないと仰る。いつ結論が出ますか、ときいたら昼前とのこと。そのまま診察にはいって、しばらくして結論が出た。帝王切開とのこと。促進剤を切って、手術室を確保してスタッフを集め、12時35分に病棟を出ると決定。Gにメッセージで連絡して、急遽病院に来てもらう。支度して、病棟を出る。出たところで入院以来久しぶりに一瞬Gの顔をみた。昔うけた腹腔鏡手術以来の懐かしの(?)手術室。医師やスタッフの数がすごい。今回は硬膜外麻酔。はじめて受けた。下半身だけ麻酔がきいている。体を動かせない状態で2時間ほど過ごすことになる。手術がはじまるとき、M内先生に「ようがんばりました!」と言ってもらって嬉しかった。麻酔がきいてきて、手術が始まり、麻酔のせいか今度は血圧が下がってきて苦しくなり、麻酔科の先生に訴えて昇圧と吐き気止めを結局合計2回してもらった。苦しくないときは多少うとうとしてしまった。もうずっと液体を飲んでなくて、なんだかひたすらウィダーインゼリーかダカラを飲みたい、といったようなことばかり考えていたと思う。腹の上のほうをぐいぐい押されて子どもが誕生。無事に産声があがったので、無事でよかったと思ってぐすんとする。ちなみにそこからの縫合の処置のほうがずっと長かった。子どもがさきに手術室を出て、そのときに少しだけ顔と手に触って「はじめましてー」とあいさつし「先生方にありがとうっていうときや」と言うなど。縫合の処置にひたすら耐えて病棟に戻る。またちらりとGの顔をみた。M内先生となぜか私とGの職業の話をした。産後もマグセント点滴。そこからは15分だか30分おきかにバイタルのチェックとキズや出血のチェック、血圧測定など。4時半ころには子宮収縮が思わしくないとのことで、おなかにアイスノンを乗せ、オキシトシンを点滴。後陣痛が痛いが、痛くないと出血するらしい。おそろしい。夕方5時半には麻酔が切れてきて本格的に痛い。そのかん何度か先生がやってきて、子どもの心拍の問題は臍帯なのか胎盤なのか難しいところとコメントをもらった。19時くらいになってやっと少し水分をとってよいということになった。夜、小児科の先生がやってきた。Gのタイミングがなかなか合わないが、話を何とか聞く。Gからもメッセージできいていたが、子どもは推定よりもずいぶん体重が軽く、2300gをきっており、しかも低血糖ということで、NICUにそのまま入院となった。その見通しについての説明だった。Gは帰宅し、私はそのまま夜中も2時間ごとに処置。血圧、出血確認、体温測定、お薬など。そして4時間ごとに搾乳がはじまった。こちらは助産師さんたちが皆びっくりするほど出ていた。今日は夜のスタッフが担当助産師のAさんで、とても親身になって行き届いたケアをしてくださって、本当に心強かった。体位を変えるのにクッションをうまく入れてくれたり、鎮痛剤の使い方を積極的に提案してくれたり、いい感じに搾乳してくれたり。本当に感謝。