2018年の総括

今年の目標は「自然体でこつこつ」だった。御蔭様でだいたい達成できたように思う。なんだかあっという間に過ぎたような、長かったような一年だった。主な出来事は以下の通り。

・九州旅行(2月) Gの大叔父・大叔母さんを訪ねて鹿児島に行った。帰りに熊本・天草・博多と戻りながら、世界遺産候補地を観光したり旧交を温めたりした。

ラオス旅行(3月) Gの調査について初めてラオスに行った。めちゃくちゃごはんがおいしくてびっくり。ピッチブラックの夜にもびっくり。今までの人生で一番おなかは壊したけど悔いはない。

・査読論文(4月) 去年の在外研究中に頑張った調査データについて書いた査読論文が出版となった。ついでに書いた資料もけっこうインパクトあったみたいでよかった。

・美山旅行(5月) 連休中に1泊でかやぶきの里に行って、芦生演習林で散策した。新緑が物凄く綺麗だった。

・東京同期会(5月) 5月の学会に合わせて東京でプチ同期会した。皆さんお変わりなく。

・金沢旅行(8月) 前々から行こうと言っていた金沢に2泊で出かけた。こちらでも私の同期と旧交をあたためたり、Gの研究関係の知人たちと集まったり、書店さんと会ったり。輪島まで出かけたし、美味しいお魚を沢山いただいて、美術館にも行った。

・編集幹事・翻訳(7月~9月) 暑い夏のあいだずっと翻訳をしていた。まだ仕事は終わっていないが、来年こそ頑張らねば。それから、某事典の編集幹事というとんでもない仕事を拝命し、毎月のように東京出張となっている。私の実力には見合わない仕事だが、それこそがチャンスと思って頑張るほかない。

・母校非常勤(10月~) 頼まれて引き受けたので母校で半期だけ非常勤。何を教えようか悩んだあげく、色々考えながらやっているのだが、「稀に見る教育的な授業」という感想はもらった。

・単著出版(10月) ようやく単著出版にこぎつけた。何人かの方から感想を頂いて嬉しい。

・シアトル学会(11月) 久しぶりに米国に学会発表しに行った。懐かしい先生がたや元院生たちと会って話したり、発表したり議論したりして、ものすごくリフレッシュした。行って良かった。

こうやって書くと色々なところに行っていた年に見えるし、実際行ったし、ほとんど毎月日帰り東京出張などしていたけれども、実感としては家にいた感が多い年だった。今年は災害が多かったので、その前と後の記憶が分断されている。冬が寒く、九州に行き、ラオスに行き、美山に行き、まずはここまででひとまとまり。そのあと春が来て授業が始まると、大阪で地震があり、学校もそれなりに被害を受け、西日本に大雨が降り、唖然とするほどの猛暑のあと、ものすごい台風が来て…と災害が目白押しで、それに翻弄されたような感じ。それにGも今年は何度も出張に行っていて、その間ずっと家で仕事をしたりしていたので、その記憶が強いのかもしれない。今年は翻訳をしたほか、出版校正も多かったので、集中力の限界が来るまで作業して、踊ってそのストレスを解放する繰り返しだった。週に5回くらいレッスン行ったりしたこともあったと思う。あと、所属の代表などもしていたので、こまごまと五月雨式に降ってくる雑用も多く、そこまで仕事は多くないはず(だと思っていた)のに、なんだかずっと忙しくて追われていた。

追われていたなかで、ひたすら踊りは心身の健康を助けてくれたと思う。今年はY先生も成長したとほめてくれた。まだまだ分からないことだらけではあるけれども、だんだん面白さも感じられるようになってきたような気がする。

そんなこんなで、今年の初めては「単著の出版」「狂犬病の予防接種を受ける」「ピロシキ包む」「シンクタンクと大使館のクローズドな会合に呼ばれる」「Slideshareを使う」くらいしかなかった。そういえば、「著作が入試に使われる」というのもあった。

とはいえ、今年は去年までの成果が形になったのは確かだった。来年からは再来年以降に出るべき成果の準備を地道にやらないといけない。とりあえずは、事典編集をやりとげ、翻訳3件にカタをつけ、ペンディングになっている研究テーマに入らないと。わかってたことではあるけれども、体力には限りがあるので、自分を過信せずこつこつやらないといけないなと思う。

来年は、ライブでソロで踊ることにもなっているし、それなりにその都度いろいろチャレンジがあるのだろうとは思う。翻訳と事典を誠実にやり遂げるというのが、まずは仕事上のゴールだが、周囲を見ながら自分のことを大事にしながらやっていきたい。あと、できれば何か新しいことにもチャレンジしたい。今年はまったくピアノを弾けなかったので、少しはピアノも弾ければいいけど(Gとの合奏譜もあるし)、いずれにせよ無理はしないことにしよう。というわけで、来年の目標は「自分とまわりを大事に」。来年もよろしくお願いします。