夜に雨

本日授業日。早めに出勤。

明日提出する紙束をまとめて資料室でコピー。職員のTさんが、製本機がありますよ、と教えて下さって、使い方まで丁寧にご教授くださった。深謝。なにより製本がスムーズにいったのが嬉しい。

授業は出席率が悪い。寒いからか? 今日はティコの話を色々したのだが、わかってもらえただろうか。

授業を終えて研究室に戻ると、先輩Aさんからお手紙とお菓子が届いていた。お手紙では先輩に激励して頂いた。何事も他の方々の助けあってのことである。感謝してもしたりない。

帰宅してから気分転換にこの本を読んだ。

孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)

孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生 (フィールドの生物学)

こんな面白い本久々に読んだんじゃないだろうか。バッタ研究が勿論主題ではあるのだが、そもそも科学研究に取り組む際の思考の手順が丁寧に例示してある本だと思う。大学生、というより高校生に読ませるべき本。読みながら5回以上「へー!」と言った。面白かった。いやほんと生き物の研究は大変ですよ…ホヤの飼育に血道をあげていた先輩同期を思い出す。あと「アゲハの誘惑」に笑った。笑ったけど笑いごとじゃない。同じような感じでスポイルされてしまったDやPDが少なからずいるんじゃないかと思っているからだ(もちろんスポイルされない人も沢山おられるわけだけど)。この著者は私と同学年なんだよなあ…すごいよなあ。色々迷いも出るけど初心を忘れないのは大事だよなあ。私もがんばらねば!