曇りときどき雨

ようやく茗荷の季節が来た。茗荷は20秒ほどゆでて、甘酢につけこんでしばらく~一晩おき、それを刻んだものと、ピンク色になった甘酢と、鮭のほぐし身と、白胡麻を、温かいご飯に混ぜこんで、混ぜご飯にして食べるのが好きだ。酸味と塩味と甘味が混ざり合って何ともいえず美味しい。大葉の細切りがあればなお良い。というわけで、今日も機嫌よく茗荷鮭混ぜご飯を食べていたのだが、さいきん玉村豊男の『料理の四面体』を読んだせいであろうか、どうもこれが「米のサラダ」に思えてならない。どう考えてもサラダだ。だいたいアジア以外の殆どの国では、米は副菜であって主菜ではなく、野菜と混ぜていたら100%「ライスサラダ」。この茗荷鮭混ぜご飯のように酢を入れていたらぜったいそうだ。

そう思って、茗荷鮭混ぜご飯と、カットトマトに塩とオリーブオイルかけたものと、インゲンの胡麻和え(これもたぶんサラダ)を食べながら、白ワインを飲んでみたのだが、これが非常によく合った。一見和食な雰囲気なのに、考え方次第で地中海風に思えなくもないこの不思議。なにはともあれ、大葉と茗荷は日本が誇るべきハーブだという考えは譲れない。

といっても別に今日は一日茗荷を漬けていたわけでも勿論なく、朝からさっさと起きて、週末の授業の準備をして、週明けの授業の準備もして、その次の授業の準備も2コマ分やった(軽く書いたが、これだけやるのに6時間以上かかった)。よし。15時からはskypeにつないで先輩と検討会をし、そのあとtexファイルのコンパイルしなおしと、調べ物も少々。さらには読み続けていた専門書をようやく半分まで。ちょっとした発見もあり。

そしていま深夜なわけだが、ようやく仕事が終わったので、あとは休もうと思う。明日は会議デーだし。今日はよく座ったので腰を休めなければ…。