夜冷える

とにかく腰が痛い。原因はずっと座っていること+研究室の備品がなかなか来なくて、古い椅子をずっと使っていて体に合わないせいだと思う。あと、論文を書き始めると眠れなくなる。アドレナリンが出るんだと思う。寝ても疲れが取れた気がしない。他にもそういう人いるだろうか。今日は授業も何もない日だったが、朝から学校に行って、例のTの追加執筆をしてから、Bの論文に取り組んだ。なんだかよく進まなかったが、それでも2ページは書いたのでよしとしたい。夜からはskypeをつないでT検討会など。2時間ほど。追い込みは大変だ。21時過ぎまで作業して、帰宅したら22時半で、何をする気も起きず、入浴してそのまま寝た。最近夕食食べる気力がないので若干体重が減ってきた。体重が減ってきたのに腰が痛いとはこれいかに。

帰宅途中、千里線に乗っていてぼんやり思いだしたのだが、先日祖母に会ったとき職場が千里山だと言ったら、そういえば祖母はたいへん懐かしいと言った。祖母が女学生の頃、近所の女学校仲間と習っていたピアノの先生が千里山に住んでいたのだと言う。先生は東京芸大を出ていて、旦那さんも東芸出身のチェリストだったのだそうだ。普段は豊中の家まで教えに来てもらっていたが、いちど友人と二人で先生のお宅を訪ねたらしい。当時は戦時中で、ご飯を食べるにも芋やら何やらを混ぜたようなものしか無かったそうなのだが、先生のお宅では蒸したさつまいもにバターを載せたのが出て、友達と一緒におなかいっぱいになるまで食べさせてもらい、それが本当に美味しかったと嬉しそうに言っていた。戦時中の話なのにピアノにバターと、うちの祖母のお嬢様っぷりがよくわかるエピソードなのだが、祖母が語るさつまいも&バターの様子が本当に美味しそうでたまらなかった。祖母にタイに行った話をしたら「私が女学生のころは、なにせ戦争中だから世界史や世界地理のことは何も教えてもらえなかった。ぜんぶ日本史の話ばかりだった。本当に今はいい時代だ。しっかり勉強するように」と何度も言っていた。