よく寝てスカッと起きた。晴れているので洗濯し、メールやら本の手配やらしているうちに昼前になって出立。今日は分野と職場での先輩Kさんの送別会だった。送別会とはいっても彼女は古巣に戻るようなものなので（なんといっても彼女の新研究室は、かつて私の指導教員が使っていた懐かしい部屋である）、あまり送別という感じも個人的にはない。翻訳がらみの情報交換ができたのは有意義だった。あとは色々みんなでよもやま話など。今日はぼぶの会で紹介してもらった迦陵さんでランチだったが、高級なだけあってとってもおいしかった。大満足。
暑いなか歩いて帰って、またしても本やら物品やらの手配をし、夜はレッスン2時間。お疲れ様でした。そういえば昨日受け取った、ふるさと納税返礼品の香川のシャインマスカットがとってもおいしい。ブドウ最高！
しっかり寝て起床。朝食代わりに昨日もらった今川焼を食し、9時にチェックアウトして近くでレンタカーを借りて、一路、東尋坊へ。お天気はどうなることかと思ったが、晴れ過ぎず悪くもなくてよかった。まずは遊覧船に乗った。これが大正解。雄島の板状節理・柱状節理のうつくしいこと。解説のおっちゃんが面白かった。どんだけ火曜サスペンス劇場が出てくるのか。笑うしかない。
東尋坊の崖も海からみると一味違う。
陸にあがってから、千畳敷といくつかの崖の上に行った。
高いので尾てい骨がひゅんひゅんするが、それにしても柱状節理が本当に美しい。五角形と六角形。海も透明でとっても綺麗。観光客でいっぱいだったが、不思議と外国人観光客は少なかった。あまりに綺麗で大満足。
IWABA CAFEで一息入れてから、レンタカーで雄島の近くまでいって、歩いてぐるりと回ってみた。遊覧船から見えていた灯台にも簡単に行けた。こちらも岩や植物が面白くて大満足。蝶もいっぱいとんでいた。おなかがすいたので、三国に出て、海鮮丼で昼食。
そこから車で永平寺へ。途中の国道がけっこう混んでいて、1時間強で到着。ここで2年だか3年だか修行していた後輩H君を思い出しながらお参り。めちゃめちゃ広い。そして若い修行の人が多い（H君を思い出す…）。苔が青々としていた。冬場は凄い雪やろうなあ。
お参りが終わって、車で福井駅に戻り、車を返して、駅前で食事。もう車に乗らないので、ちょっとお酒を飲んで、珍味とかま焼きなども食べて、サンダーバードに乗って帰洛。帰ったら22時すぎ。あー楽しかった。
たくさん夢を見て、あまりよく眠れなかった。先輩Sさんが出てくるとんでもない夢も見た気がする。早めに身支度して、Yが起きてこないことだし、お庭を見ながらGと読書などしていた。ようやくお母上にご挨拶。起きてきたY氏とともに朝食をいただく。サラダにウスターソースははじめてであった。黒ごまのジャム美味しい。プラモの話をきき、記念写真をとってから出かける。近くの紙の神様の神社を見学。
それから紙の文化博物館に行き、万葉記念館に行き（奈良からちょっと頭を冷やす流刑地がここだったらしい）、ナイフビレッジを訪問し、ヨーロッパ軒のソースかつ丼でお昼にした。何がうまいといって福井県は米がうまい。ここで北陸とらいあんぐるをものすごく勧められた。買うことにする。
それから一乗谷朝倉氏遺跡に行ったのだが、これが思った以上にすごかった。青い石の秘密もわかったし、街並みは復元されてるし、跡地の規模が大きいし、昔のお庭も残ってるし。
それから福井を抜けて、ソウルフードであるという今川焼を買ってもらい、Y氏の母校の数々を幼稚園から高校まで見て（驚）、あわらまで送ってもらった。チェックインしてから、3人でおでんを食し、Y氏は車で帰ってゆかれた。忙しい時期に本当に感謝！
こちらは駅前の民宿で、外湯に行って汗を流し、早めに就寝。
今日から福井旅行。京都駅で電車を待っていたら、なぜか蒸気機関車が走り抜けていった。サンダーバードで武生へ。駅前でY氏と落ち合う。今日から2日間お世話になるという算段。まずは駅近くのお蕎麦屋さんで、有無を言わせず越前おろしそばをご馳走になる。爽やかな辛味であった。後で気づいたが、これはY氏の計画の一環で、彼はこの2日間で可能な限りの名物を見学・喫食するという緻密な計画を立てておられたのであった。この時点ではまだそこまで考えが至っていなかった（笑）。いずれにせよ美味しいお蕎麦である。
Y氏の車で、まずは一路勝山へ。サークルの同期が勤めている（が今日は不在の）勝山城博物館を少し見学する。バブル期の名残の残る巨大な建物であった。これは展示が難しそうだなという感じ。うっかり院卒が3人そろっているせいで、展示の解説に色々コメントを付けずにいられないからたちが悪い（笑）。ソフトクリームを食べてから、目的の県立恐竜博物館へ。めっちゃでかい。そして展示がものすごくしっかりしてる。これは感動。鉱物もあったし、説明もちゃんとしてるし、露頭の解説もあったし、オパール化したアンモナイトとかもあったし、新生代の標本もあったし、特別展もちゃんとしていて大満足。またゆっくり見に来たい。
また車で南に戻って、武生駅前でコーヒーを飲んで演奏会関係のいろんな話を聞く。それから、ここらでいちばんというお寿司屋さんにお連れいただいた！ Y氏の地元すぎてちょっと緊張してしまった。めちゃおいしかった…。
それからご実家にお邪魔した。噂にたがわぬ、街灯の少ない田舎の、物凄い大きい古民家でございました。玄関の板間がすごくて、ここ舞の稽古にちょうどええな…とか思ってしまうほど。焼酎とビールで夜更かしするなど。翻訳（毎週末翻訳の愚痴を聞いている気がする）、ゲーム（ボードやらオンラインやら）、ドイツからの引っ越し、地元の学校の話など、いろんなもろもろの話をした。夜半過ぎまで話し込んで就寝。思えば、Y氏Aちゃん私が書評誌の編集委員をしていたのはもう13年ほど前のことになるし、Y氏の住んでいた北ドイツの街を妹もつれて3人で訪ねたのも11年前のことなのだった。大学に入ってから今まで、あれが折り返し地点になるほど時間がたったことになる。後半のなんと短く感じることか。ここから20年はもっと速いのだろうか。おうちは静かで、虫の声だけがすごかった。
天気が悪い。が、いい加減洗濯をしないとどうしようもないので、雨が降ってくる前にということで洗濯をしてGがランドリーに乾かしにいってくれた。何とか間に合った感じ。こちらは専門書の読書。昼食は残り物にして、こちらは散歩ついでに土産にする酒の買い出しに行って帰宅。Gは出かけ、私はひたすら読むべき本を読み、夜は先週末出会った奨学金同窓生のTさんと近くで落ち合って、スペイン料理を食べに出た。私の家の近くを定宿にしているにもかかわらず、全然飲食店をご存じないとはえらいこと。美味しいと言って頂けて良かった。最近の奨学金の委員会の現状やら何やらについて聞いた。私がもらっていたころとはずいぶん感じがかわってるらしい。むむむ。あと、Tさんは私がミネソタで出会ったYさんの小中同級生であることがあとで判明した。世界は狭い。
