晴れてくれて助かった!

今日からちょっとした旅。Gと一緒に地下鉄に乗って8時半初の特急くろしおに乗り、まずは海南へ。そこで両親の車に拾ってもらい、一路紀伊山地へ。中辺路の道の駅で梅うどんを食し、本宮の山奥へ。今日は山守さんに祖父の昔買った山を案内してもらう日。天気が良くて助かった。山守さんは今年80歳とのことだったが12歳は若く見える。すごい。車を置いて細い橋を渡って山道へ。道というかけものみちで、めちゃ細くてびっくりするくらいだったが、それははっきりいって序の口で、そこから道のない急斜面をひたすらよじ登る。生木につかまり(「枯れ木をつかんだら地獄をみるんや」と2回も言うてはった)、木の根や岩に足をかけてよじのぼる。途中で要所要所に山守さんが鉈で木の皮をめくり、墨で印を書き込んでいく。かなりきつい崖では腕をとってもらってなんとか尾根まであがった。山守さんはスパイクのついた地下足袋だったが、それ以前に足腰が違う。三日も山を歩かないと気持ち悪くなってくると仰っていたがなるほど。尾根はまあまあ歩きやすく、明るくて、松の木もあったりして(これが大昔にマツタケを送ってもらったところかと思いつつ)、ちゃっかり松ぼっくりも拾い、頂点まで上がって、そこからまた下る。初めはおりやすかったが、途中からのガレ場が難しかった。山守さんはそれでも難しいところをすいすい降りて行かれるのだが。そうやって山守さんに案内してもらって家族4人で山を検分。ありがとうございました。この辺りでは最近アマゴの養殖とわさび栽培をしているらしい。山守さんにはずっとお元気でいてもらいたいもの。

車で新宮方面に下って、串本に出て、夜は叔父叔母夫婦、従弟夫婦と8人で、くえのお鍋とお鮨! おさかなめっちゃおいしかった! あこう鯛のお鍋もおいしかったし、お鮨は絶品。ごちそうさまでした。