暖かく晴れ

午前3時に夢を見た。終電も無くなった夜中に、田舎の駅前に私はいる。人もほとんどいない中、赤い傘をさした小学校低学年くらいの男の子が暗がりに座っている。気になって声をかけると、彼の名前は「たも」というらしく、彼は父と二人暮らしだが父にどこか別のところに宿でも借りろ、と家を追い出されたという。とりあえず、24時間営業の店に行って温かいご飯でも食べようか、というと彼はとても嬉しそうな顔をして、自宅に寄って何だかを取ってくるという。自宅は近くて、意外と大きな、しかし古ぼけた一軒家だった。彼は何かをとってきて、そっと戸を閉めて、私と夜中の食事に出かけることになった。嬉しそうである。私は彼の手を引いてやることにした。

…現実にこれをやったら未成年者略取になるのかな? でもご飯食べたら元気出るよね。

本日奈良出勤日。近鉄に乗って南下すること1時間。奈良界隈は田園風景で和む。

午後いちでN大で講義。人数は17人と少数だが、中に2名ほど、この領域に深く関心を持っている学生がいたようで、授業後に声をかけてくれた。何でも卒論に関わるのだそうで、でもこの大学には専門家がおらず、R理の専門家に助けてもらっている状態とのこと。自分の専門分野にちょっとでも関心を持ってもらえるのは大変なよろこびである。助力を約束。

奈良公園にはバンビたちが群れをなし、のんびり草を食んでいた。

急いで京都にとって返して母校へ。指導教官からD論の細かい点に関して1時間以上かけて指摘を頂く。これを金曜までに直して週末には入稿しようというのだからトンデモである。どうして私はこういうスケジュールで仕事をしているのだろうか。共同研究室では隣専修の後輩から相談を受け、アドバイスをしたりなど。

帰宅したら二の句も継げないほど疲れていた。が、もっときついのは明日である。