曇りのち雨

とりあえず朝からリハビリに行った。一昨日の無理がたたって、腰の調子はかなり悪い。やはり長時間座ると本気でダメらしい。これほどQOLが下がるとなると、余程のことがないかぎり座れない(=座って移動できない)。博士論文は正座で書くほかないな…。

昼前に母が京都に来た。なんでも祇園ホテルで歌会があるらしい。お米持ってきてくれた(自作、7キロくらい)。腰痛の具合をきかれ、厄祓いに水無月を買ってもらい、近所のイタリアンでランチして、母は歌会に出かけて行った。

昼下がりから電車に乗って大山崎へ。大学の同期4人でサントリー山崎蒸留所を見学にいくという企画! 6月はこれを心の支えに生きていたといってもおそらく過言ではない。全員、山崎蒸留所は初めてだった模様。雨のなか、てくてく歩く。後で聞いたところによると、雨がよくふって湿潤なのがこの地の特徴であるらしい。

サントリーが元をただせば薬問屋だったとか、ポートワインがどうとか、賞をとるまでの軌跡とか、全然知らなかった。展示をざっとみてからツアーに参加したが、発酵・蒸留・貯蔵、どれをとっても面白かった! 醤油屋に生まれて樽に囲まれて育った血がさわぐというやつか(おおげさ)。それにしても蒸留器というのは1000年たっても変わらんものなのだなあ。アラビア錬金術の資料に出てくるのと明らかに同じ形してるんだけど。まぁ大麦からウィスキー作るのも錬金術と言えなくもない。

f:id:noctifer:20120630164605j:plain

最後は試飲タイム。じつは生まれて初めてハイボール飲んだ。意外と美味しいかも。新山崎と、白州、山崎12年など。これまで私はリキュールと言えばブランデーが主で、あんまりウィスキー飲んだことがなかったのだけど、美味しいもんだなあと初めて実感した。要するにこれまで飲み方をわかってなかったということなのかも。

見学が終わってからは京都に行って飲んだ。同期3人に、この3カ月の色んなことをちからいっぱいぐちってしまった…。本当に喋りすぎちゃうかと思うほど喋った。色々コメントももらって、自分もわかってなかった色んな状況がなんとなく見えてきた。ひさびさに安心してお酒飲んでしゃべって、普段は年上の先輩・大先輩方か、自分の学生かに囲まれるばかりだったんだなあということに気付いた。ほんとうに久しぶりに、今の自分のありようを肯定してもらった気がする。親身になって話を聞いてくれた同期3人には心より感謝。まさにありがたいご縁とはこのこと。発表が終わって夏になったら初任給祭りを開催せねば!