送り火過ぎたら秋という話があるが、確かに早朝の風は涼しかった。日が出たら一瞬で灼熱になったけど。朝6時に起きだして、朝の水やり。涼しいうちにやらないと、私も植物も瀕死になってしまう。それにしても全然やぶ蚊少ないな。また葡萄を収穫。
シャワーを浴びて食事をして回覧板を回し、葡萄と蜜柑を持って、午前中のうちに京都に戻る。京都のコンクリートジャングルはまさしく灼熱である。
とりあえず採点。かなりあったが、何とか終えたった！ いくつかひっくり返りそうな答案があったが…科学的説明についてのヘンぺルのDNモデルへの有名な反論に「ピルを飲んでいる男性Aさんが妊娠しないのは、『ピルを飲んでいる』からではない」というのがあるのだが、それに関して、明らかに誤ったピルの服用法の記述がある男子学生の答案を発見。これが一番頭を抱えた。当人の人生を考えればヘンぺルよりはるかに大事な知識だと思うのだが、授業はもう終わってしまったし、正してやる機会がない。この例を出すとき、来期からは「正しいピルの服用法」についても念のためコメントしておいてやるべきなのか。ていうか、なぜ21歳以上にもなってこういうことを把握してないのか。遠い昔、学部2回生の頃、当時の彼氏から、自分の高校時代からの憧れの人（！）が妊娠したかもしれないと悩んでいるから相談に乗ってやってほしいという（今思っても）トンデモな依頼を受け、2人を相手にルネで1時間講義したことを思い出す（ちなみにその憧れの彼女の相手は、当時の私の彼氏ではなかったので念のため）。まったく進学校出身者というのはこういう点でどうしようもないな、と思った記憶も鮮やかである。私は出身中学が荒れに荒れていたせいで、逆に極めて実用的な知識を色々教師が教えてくれたのには本当に感謝している。さて、あれから13年たって、また同じことの繰り返しかいな…（遠い目）。
しかしこうやって書くと、私の学部時代の元彼はどうしようもない男だな。
採点が終わったところで気付いたが、某研究費の書類の下書き、見てもらうための締切が10日後やないか… orz 翻訳の締切のが厳しいので、これは絶対に間に合わない。こんなにノンストップで働いてるのに回らないとか。
まぁいいか。とりあえず優先順位に基づいて粛々と進めよう。
休憩がてら、腰痛に関する本を読んで色々合点がゆく。なるほど、怒りなのだな。あー、色々合点がいったわ。
