水戸は涼しい

本日より合宿。朝早めに家を出て一路空港へ。空港で仕事をしていたら学生3人が集まってきた。もう1人は夜行で現地に向かい、追試験のために日帰りするという強行日程らしい。茨城空港からバスで水戸に出て、O先生に出迎えていただいた。車で那珂核融合研究所へ。概況説明を受けた後、展示で勉強をしてから、組立て中のJT-60SA、真空容器、加熱用の加速器(震災で壊れたらしい、地下でコンクリで囲まれてた)、それからジャイロトロン。磁力が印象的。学生たちはダイヤの窓で氷を切る実験をさせてもらって大喜びしていた。ありがとうございました。それにしても実際に装置を見せていただくと、勉強になってよい。

見るもの見るもの何もかもが巨大で、これと同じものをフランスに運ぶとかフランスで作るとか、頭がくらくらするレベルであった。

加速器の説明をしてくださった方は大変丁寧かつわかりやすい話し方をされる方で、「ぬるま湯に熱湯を入れて温めるようなもの」「『マイナスイオン』なんていうのは、あんなのはまがいものです。我々が扱っているのは正真正銘、由緒正しいイオンです。ネガティブイオンです。『負イオン』です。『ふいおん』と呼びます」「これから入るところは、実験中はX線が出たりします。ですので、機械はすべて厚いコンクリートの壁で囲まれて地下に入っています。ですが、いまは機械が動いていませんのでX線が出る可能性はまずありません。決まりですので、皆さんには線量計をつけてもらいます。ですが、数値はずっとゼロのままのはずです。これが万が一「1」とかになったり、中で人が倒れていたりしたら、まずすぐに119番に電話してください。その次に我々職員に連絡してください。そういう手順になっています」などなど。ヘルメットをかぶって線量計をつけるという滅多にない装備で、学生たちは喜んでいた。

夜は学生たちと居酒屋に行った。あまりざっくばらんに話す機会がこれまであんまりなかったので良かったかも。しかしよく飲むな。この人たちはけっこう互いに気が合うのではないか。
宿に戻ってから翻訳の続き。内容がしんどすぎる。