曇りのち晴れ

朝は論文の直し。昼から出かけて大阪へ。

大阪城公園で待ち合わせた。2009年のEnrichment Seminarで一緒だったドイツ人フルブライターのPaulとその彼女Caroline. この2人は昨年末から日本に来ていて明後日ドイツへ帰るという。その前に、ということで大阪で邂逅をはかったのだった。Paulは全然変わって無かった。あれから4年もたったとは。Paulは私がアメリカにいる間に一度大阪に来ていて、大阪城にも来たという。今日はまずCarolineに大阪城を見せて、それから通天閣に行った。大阪城からの眺め、通天閣からの眺め。高くなったハルカス。

f:id:noctifer:20130126000034j:plain

地元なところでご飯食べたい!と二人が言うので、ジャンジャン横丁で串カツとどて焼きを食べた。美味しかった! 私が弾丸のように英語で通訳していたので、周りのおっちゃんたちは変な顔してた。それから心斎橋に出て、カフェで延々お茶した。

色んな話をした。留学後ドイツでSocial Mediaの仕事をしていたが、これはreal worldじゃないという気がして、一年前にドイツのアパートを引き払って、それ以来、メキシコ、タイ、カンボジア、ベトナム、日本などを二人で旅して、一箇所に5週間以上もいなかったということ。和歌山の新宮に年末年始の5週間滞在して合気道の道場にいたこと。茶道の話。家紋の話。能の話。原爆と(ドイツと日本の)空襲の話。安部政権の話。原発の話。英語教育の話。日本人学生の内向き志向の話。ドイツのポテトサラダとザワークラウトの話。アーヘンの特別なレープクーヘンの話。

日本には去年の2月から、近畿圏には去年の5月からずっと縫いとめられていて、閉じ込められてるみたいでずっと鬱屈していたのだけど、PaulとCarolineと話していて、すーっと風通しが良くなった。なんだ、本当に嫌になればどこか海外に出ちゃえばいいんだと思って、すごく気が楽になった。他の国へのブリッジがかかったような。留学中の友達は誰もかれも「同志」という感じがする。

次はドイツで会おう、ビールおごってね!と約束して御堂筋で別れた。いい旅を。