雨ふらず

朝起きてみて、微妙に左足親指内側がしびれてるような気がするのが気に入らない。とりあえず朝一でリハビリに行ってみたが、リハビリをすると不思議なくらい体が楽になる。これが経験医学の知見の積み重ねというやつなんだろうか。

帰ってから食事をして、論文を読み、出勤。色々と雑用をこなしてから授業。今日はデカルトの話をしたが、びっくりするほど食いつきがいいのはやっぱり文学部生法学部生が多いからか。うちの学部ではこうはいかないんでないかと思う。けっこうデカルトの授業を過去に受けたという子も多いようだし。

夜は、お稽古サークル創始期の先輩方の食事会に呼んでもらった。実は4月末にも企画してもらっていたのだが、腰痛で身動きが取れず、それはキャンセルになっていたのだった(本当に残念だった)。先月亡くなられたK先輩に献杯し、私の就職に乾杯してもらった。湯豆腐美味しかった! まったくもって謡というのは10代から70代80代まで、年齢関係なく一緒に楽しめる素晴らしい趣味である。亡くなった祖父とも楽しく謡の話をしたものだった。

お公家の血筋のGさんから、延暦寺に伝わる嵯峨天皇の免許状(国宝)を四年に一回改める勅使のプロトコルの話を聞いたり、実は羽衣は残酷な話だという話を聞いたり、大変面白かった。あと、GさんSさんはじめ数々の先輩方に「腰痛は治る」「姿勢をよくし、痛みがひいたら腹筋を鍛えねばならない」「というか、お稽古すればよい」「私も去年首を傷めたがなおるのに9カ月かかった。時間がかかると心得よ」などと励まして頂いた。持つべきものはencourageしてくださる頼もしい先輩方である。