五時半起床で近鉄に乗って津へ。とにかく近鉄特急はイスが柔らかすぎて腰痛的につらい。本日は学会年会ということで、午前中から発表した。ちょっとマニアックな話題ではあったのだが、興味は持っていただけたようでよかった（というより、有名だけどマニアックな話題にフットワークで取り組んだので何も言えなかっただけではないかとちょっと思わないでもない）。昼休みは、翻訳計画の片割れについて、指導教官と東京のKさんとで打ち合わせなど。午後は原子力関係のシンポジウムでなかなか興味深かった。3月に2日がかりのシンポジウムに出ているので、全部が新しい話題というわけではなかったが、いくつか気づいたことなどもあり、勉強になった。
福島の事故後から反原発運動を始めた人のなかには「これまで核の歴史なんて何も知りませんでしたが、勉強したらこれほどおそろしいものだとわかりました」的なことを言う人もけっこういるように見受けられるのだが、歴史というのはそれほど単純なものではない。おそろしいのはそうなのだが、利益を受けて今の生活があるということを総括せねばならない。バックラッシュで歴史修正主義に陥るのは避けねばならない。それを伝えたいのだが、どうやったら聞く耳を持っていただけるのか、というのをぼちぼち考えねばならないと思ったりなど。
懇親会ではこの春からの所属について、いろんな先生方にご報告など。重鎮の先生方に「博士論文を早急に書くように」と散々念押しされて胃が痛くなりそうだった。それで、今日やっと発表が終わって解放された♪と思ったのに、7月に60分研究発表することが決まった。波状攻撃とはこのことか。
