狐の嫁入り的な

早朝に起きだして支度して出立。今日は大伯父の葬儀である。今日は父も来ており、ハトコたち、他の親戚たち、大伯母はもちろん来ていた。今日も大伯母は私の手を握って「きもちいい」と言っていた。すべすべだし、細いし、と言う。そういう大伯母の手だってすべすべなのだが。自分の手は大きい、バカの手だ、と言うけど、そんなことないと思うんやけどなあ。神道の葬儀は初めてだったが、だんだんと慣れてきた。出棺にも同道し、お骨あげまで。大伯父は本当に歯のしっかりした人で、享年92歳にして顎と歯が綺麗に残っていて、かくありたいものだと思った。大伯父の息子2人(医師)とはとこ達は徹底的にお骨揚げをしていて「なんかちょっと見ていて面白い」とちょっと笑いが起こるほどであった。メロンをもらって辞去。帰宅。

帰宅してから片づけをして、柚子茶を仕込んだ。

それにしても、今日は覚悟していたこととはいえ、口々に「早く結婚しろ」と言われて閉口した。喪主である母の従兄には「仕事してたら結婚でけへんで」「ええかげんにしいや」と、退職して結婚するようかなり厳しい口調で言われた。どうせ強制なんてできひんし、従う気なんて一切ないから関係ないのだが、私大専任教員の職を辞して結婚しろとまで言った人は珍しいので、ちょっと新鮮ではあった。しかも学部が学部なのに。ようするにああいう人たちにとっては、女性専任教員ですら腰かけの仕事でしかなく、大学教員には社会的地位を認めないのであろう(ちなみに本人は医師)。…ていうか、当人の息子3人は専業主婦養えるほどの収入ないのに、その辺いったいどう考えてるんだろう。藪蛇なので何も聞かなかったけど。職場の同僚(50代)に「還暦以上の人が変なこと言うのをうんうん聞いてあげるのは、基本的に認知症介護と一緒やとおもわなあかん」とこないだ言われたが、まさしくその事例である。