台風接近中

午前3時頃に夢を見た。どこかの密閉倉庫的なところに閉じ込められて、だんだん酸素がなくなってきて、薬品(二酸化マンガンとか)をつかって酸素を作らなければならない、みたいなところで、息苦しくて目が覚めた。目が覚めても息苦しさが終わらず、窓を開けて深呼吸などをした。他には空を飛ぶ夢(なぜかアニメ調)を見た記憶も。

朝から早々に支度して出立。幸い雨は降っていなかった。烏丸駅の地下で花を受け取り、地下鉄とJRを乗り継いで一路琵琶湖へ。10年前の今日、阪神タイガースが18年ぶりの優勝を果たしたのだが、その日の夕方にヨット転覆事故が起き、6人が死亡、1人が行方不明。その行方不明の1人がお世話になった先輩ということで、ヨットクラブを訪問して献花しに行ってきた。

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10年なんてあっという間だった。先輩はとうとう見つからなかった。この水の下のどこかにいらっしゃるのであった。記憶の中でも26歳のままである。生きていたらいっぱい話したいことがある、あれから10年たったら先輩はどんな36歳になっていたのだろうか、なぜこんなことに、事故のときはどんなだったのだろうかと色々と思うも、どうしようもないことである。ただ寂しい。水に手をひたし、合掌。台風が来ているので、お花はクラブの中においてもらった。

ヨットクラブで少し話を伺った。いつもなら夕方5時頃は他にも何艘もヨットが出るのに、あの日は阪神の18年ぶりの優勝を見るために、他の皆さんは早々にヨットを引き上げて帰宅していたそうで、普段なら近くでセーリングしていてすぐに気付いたはずの事故にも気付けなかったのだ、とか。場がなごむかと思って、指導学生にヨット部員がいるという話をしたら、本当に場がなごんだ(その学生が載っている雑誌最新号を教えてもらった。思わぬ収穫)。別にヨットに恨みがあるわけではない。ヨット自体、リスクはあるが健全なスポーツである。クラブの方も、大事な仲間を失くされたことには違いないのであった。

寂しいがまた会いにこよう。先輩のことなので、龍神の宴はまだはじまったばかり、というくらいかもしれない。10年ぽっちなら。

雨が降り出したくらいで電車に乗って帰洛。帰宅してから食事して、原稿関係の雑務を片付ける。Oさんの原稿はさいごの仕上げをして送った。よし。あとはT関係もさっさと片付けた。

夜はKNAの先輩Sさんと河原町で飲んだ。小難しい話しまくって楽しかった~。だいたい雇用とジェンダーと文化論と国際関係の雑談してた気がする。Sさんは相変わらずムードメーカーやなあ。色々勉強にもなった。2次会でバーまで行って解散。お疲れさまでした。