暑さちょっとマシ

こつこつと翻訳がらみの作業をする。今日は昼に烏丸でAちゃんと待ち合わせた。2月以来の再会。話を聞けば、博物館の仕事がずっと忙しかったらしいのだが、ちょっとひと段落したので連休は関西に帰って来ていたらしい。とにかく京都はものすごく込んでいるので、ちょっと穴場的な場所で2人で和食ランチし、それからちょっと宵々山を回ってみた。白楽天山と鶏鉾。ベルギーが専門の学芸員Aちゃんが、ベルギーにおけるタペストリー産業や、タペストリーのモチーフになっている伝説について解説してくれるというなんともお得なツアーであった。周りにいた人もAちゃんの話を聞いていたような。昼下がりには解散して、Aちゃんは東京に帰っていった。それから一人で太子山と油天神山に参り、昨年お願いした博論の件について、うまくいった旨、御礼を申し上げてきた。

帰宅してから余りに眠くてちょっと昼寝し、翻訳解説の書き直し作業をこつこつと。本当に気が狂いそうだった。出版社からの翻訳校正が、どう考えても原文を一切見ずに行われていて、いちいち全部原文を確認してから直すかどうかを決めねばならない。本当に最低な校正であった。発狂しそうだった。

夜になってからパンを買いに外に出たら、女の子のほどけかけた帯を直そうとして四苦八苦している20歳前後とみられる殿方を発見。「大丈夫ですか?」と声をかけたら、明らかに大丈夫でなかったので、その場でちょっと物かげに寄って、その子の帯を直してあげた。ほどけかけているのも道理で、なんと最初のひと結びをしていなかったのであった。そらほどけるわ。聞いたら自分で着たという。まぁ道端だったので、簡単に直してあげて、持ってたクリップで仮止めしといた。ダブルデート中だったらしく、男子2名女子2名の4人がかりで礼を言われた。これでまたちょっと徳を積んだか。どうも自分の学生みたいな気分になっちゃって、助けてあげずにいられんのよなあ。それにしてもその子の紅型調の浴衣可愛かったな。