夜に雨

小さい頃から時々見る定型の夢というのがあり、その一つが「荷物などに隠された、あるいは戸棚の奥などにある、自分の体がぎりぎり通るくらいの四角い穴を通って秘密の部屋に移動する」「しかもその夢の中では何度も何度も日常的にその穴を使う」というものなのだが、久々にこの夢を見た。実家の夢だったような気もするがよくわからない。

朝から論文の改稿。昼から出勤。授業準備。昼下がりから授業。今日は林檎な会社を作ったスティーブ君2名と当時のパーソナルなコンピュータたちについて語った。今日は皆けっこう熱心に聞いていたような。やはり馴染みのあるところに近くなってきたからか。

夜は母校まで出向いて出身研究室の忘年会。なぜか先生エリアに座らされる(と書いてから思ったが、もしかして私も先生だからか?)。S君のちょっとひどい女子嗜好、K先輩のあまりにも意外な所業、Y君の留学先について我田引水なプレゼンなど。ごはんたっぷりで美味しかった。ただ、博士論文の件があるので、主査と副査を前にして気分的に落ち着かないことこの上ない。普段の三倍消耗した。全然関係ないが、うちのIs先生と、G代史のO先生と、B術史のH先生は、全員同期のL3出身なんだそうで。「同じ入学年の同じクラスから3人教員ですよ!多いですよ!」。げに。一次会で退散。

スーパー銭湯に行ってあったまってみた。

ひたすら評価の対象になるのにも、ホモソーシャルな空気を読むのにも、言いたいことを言うのにも言わないことにも細心の注意をはらうということにも、つくづく疲れてきた。疲れない忘年会など一つもない。明日は久しぶりに研究と関係ない用事を入れてみた。