蒸す

なんだかもうとてつもなく疲れたので、研究とは関係ない本を読んだ。それから採点作業を少々。

日が暮れてから部室に赴き、きよつねの稽古を少々。学部2回生が「大学の先生になりたいなーってなんとなく思ってるんですが、厳しいですか?」という可愛らしい質問をしてきたので、「基本的にダンテの地獄の門をくぐると心得るべきだし、人並みの何とやらにカケラでも憧れがあるならお勧めしないが、そうでなくて論文書くのが好きで知的好奇心が満たされることに喜びを覚えるならば目指すと楽しいよ!」というencourageしてんのかdiscourageしてんのかわからないコメントをしたら、3回生も4回生も興味津津で私の話をきいていた。だいたい、現役生になじみ深い若いOBOG(私の同期やら2年後輩やら)は、研究室持ちあがりで20代後半から京大の准教授やら任期無し助教やらになっているため、キャリアパス的には何の参考にもならん。私のキャリアでさえ全然参考にならんというのに、私のが標準にまだ近いというこの恐ろしさ。「間違えても我々をフツウと思ってはいかん」と力説しておいた。