蒸し暑い

ようやく発表準備に手をつけた。細かいところでどうしても気になるところから埋めていく。手間がかかって仕方ないがどうしようもない。毎日毎日仕事ばかりだが、これもどうしようもない。やはり腰と脚が痛いので、休み休み作業。電気代もったいないかなと思いつつ、クーラーをかけて引きこもり。

夕方、アイスを買いに出たついでに四条傘鉾の棒振り踊りを見ていたら、隣に立っていた女の子が目の前で倒れた。アスファルトに対してまったく受け身をとらずに真正面にばたーんと倒れたまま身動きしないので、慌てて助け寄ったら、やっとそのタイミングで彼氏さんと思しき青年が助け起こした(遅いって…!と内心思ったのはひみつ)。意識が一旦もどったようで路上に座り込んだので、大丈夫かしら、と思っていたら、そのまま後ろに倒れ込んで白目をむいたのでこれはダメだと思って即座に119番した。救急車が来るまでに意識は戻って「大丈夫です」とか言ってたけど、あれは大丈夫じゃない…。浴衣の胸紐をゆるめさせたり、怪我がないか確かめたりした。大怪我がないようで良かったけど、女の子はそのまま救急隊に運ばれて行った。お大事に。熱中症かしら。私は一瞬てんかんかと思った。ちょっとアイス買いに出たらえらいことになったという話。何にせよ人助けできたのはよかった。

とにかく祇園祭に浴衣を着てくる女の子たちを見ていて思うのは、着こなしがなっていないということ。衣紋はつめすぎだし、だいたい帯も紐もしめすぎだし、だから気分が悪くなるんだってば。この日だけで家の前を救急車が何台通ったことか。浴衣は腰紐さえ決めれば何とかなるんだから、胸紐は締めすぎないように! そんでもって個人的には、今日倒れた女の子のお連れの青年に「心配りの心得」を90分ほど講義したいところであった。急なことでびっくりしたんかもしれんけど、それにしても介抱がなってねえよ! 女の子を助け起こす以外の何もしてへんやないか。怪我がないか訊くとか、乱れた裾を直してあげるとか、うちわであおいであげるとか、取り落としたタオルを拾ってあげるとか、やることあるやろと(全部私がやったのだが)。こう書くと、これって結局着物着なれた30代の貫禄なのかな。