満月の

なんとか起きだして出勤。昼までは必死に教材作製。

昼に正門前にI兄きたる。とりあえずパスタランチをしつつ近況を伺う。ひどい風邪を召していらしたらしい。校舎と研究室を案内してから教室へ。今日は年度のゼミ最終日で、諸連絡以外にすることもなかったのだが、I兄からの依頼をうけて実験に参加してもらうということにしたのであった。RGBケーブルにトラブルありつつ、お茶してから、まずは3回生。終わってから就活の話をしたりなど。春休みの宿題の話をだしたら顔がひきつっていた。しかし先生がもう一人いるとなんだか気楽だな。

4コマ目は4回生。昨日が卒論の締切だった。9人来たので集まったほうであろう。卒業式(単位が取れていれば)の説明をして、諸連絡し、連絡カードを書いてもらって回収してから実験。終わってから質疑応答。私が1人でやってる時よりやっぱり集中力あると思う。終わってお茶しながらゼミで改善すべき点とかなかった?ときいても、「特になかったです」「自分も初めてだし、他のゼミと比べられないからわからない」「よかったと思います」という返事しか返ってこなかった。いいのかなコレ!? Tさんは「まだゼミ続きそうな気がする…」と言っていたけど、これがこの1期生4回生のゼミ最終回なのだった。S君は金沢に赴任することになったらしい。しっかり単位を取るように、と皆に言う。

I兄をお送りしてから、S君U君M君と3人で英語サブゼミ。メールの添削をやってから文法。workの用法について教えたりなど。英語サブゼミも、私がかつて英語の授業で習いたくて習えなかったことを色々教えた気がするなあ。ちょっとでも記憶に残ってくれれば重畳なのだが。

それにしても今日は1期生のゼミ最終回ということで、ちょっと感慨深かった。そもそも私学のゼミというのがよくわからず、ゼミ生はもちろんゼミは初めてだからよくわからず、懇親会が台風で流れたりしてゼミ生同士の人間関係もなかなか作ってやれず、でも教師が介入するのも違うしなと思ったり、どれほど指導すればいいのか運営を悩んだりして、2年間は楽しくもつらかった。3回生の後期に面談して、就活終わってサブゼミをやった頃から雰囲気は良くなっただろうと思う。1期生達は、お互いにお互いを別世界の住人とちょっと思っているようなところがあって、しかも今日び珍しいのかもしれないほどの非草食系男子やらしっかり自立系の独立女子がけっこういて、私は皆おもしろいな、大人だなーとけっこう思っていたのだった。まぁ向こうは私を測っていたのだろうと思う。何のかんので一番年の近いゼミ生とは10歳しか違わなかったわけで、向こうにとっても接する相手としてはちょっと珍しかっただろう。そういう意味でちゃんと本気で指導しだした3回生終わりくらいから関係がしっかりしたのは当然だったかもしれない。私としても、親のような姉のようなちょっと不思議な気分ではあった。1期生ということで思い入れもあったし。名残惜しいような寂しいような気分もするし、これから皆社会に出て活躍して、いつかそのうちふと思い出して、私に世の中のことを教えてくれると助かるなと思ったりもするが、基本的には学校を出たら振り返らずに一心に頑張るのが良いのだろうと思う。まあ、みんな元気で私より長生きしてくれればそれでいい。