今日から一泊で小旅行。近所でレンタカーを借りて、Gに運転してもらって、高雄からひたすら北上し、美山かやぶきの里に行った。連休らしく、道のあちこちに交通安全の警官が立っていた。まずは着いて宿に車をとめ、物産店に売っていたおにぎりを食べ（めちゃくちゃうまかった）、まずは川向うと村の裏側の通路などを散策。そうするとあっという間に空が掻き曇って時雨れてきたので、民俗資料館に入ってゆっくり見学した。まあ古い農具なんかはうちの実家にもあるのでそれほど珍しくはないけれども、茅葺の屋根裏はなかなか珍しかった。薬草茶などをいただきながらのんびりする。その次には小さな藍の博物館に行き、作業場を見せてもらい、それから色々な藍製品のコレクションを見学して、お土産に藍染のちいさな敷物を買った。作家さんご本人が会計してくださった。表が大麻で、裏が綿絽。なかなか素敵。そうこうしていたら綺麗に晴れてきたので、日差しを浴びつつ、村のなかにあるお社三つをぐるーんと全部散歩しながら回った。この村は真ん中を鯖街道が走っているのだが、とにかく茅葺と、石垣周りに個々人が植えておられるお花が美しく、静かでまことにリラックスできる空間であった。ひととおり全部歩いて、村のなかのカフェでコーヒーを頂きつつ（遅く行ったのでほかはほぼ売り切れ）、この茅葺の里の地域振興の周年誌を読ませてもらい、ここまで来る苦労や工夫などを知り、知見を深めた。これはかなりうまくいった部類のプロジェクトなのでは。夜は、そのプロジェクトの有限会社が運営する茅葺民宿に宿泊。夕食の地鶏すきやきがめちゃくちゃ美味しかった。そして玉子がうまい！ ひたすらのーんびりして就寝。
