三が日はぜんぶ快晴

早朝に起きだし、残り物のピザやパパイヤで朝食。コーヒーも飲む。6時45分のシャトルで夫は帰国の途についた。次に会うのはおそらく5月であろう。シャトルを見送って宿に戻り、片付けをして少し2度寝。チェックアウトまで時間があるので、出かけて葉書を投函。買い物も試みるがあまり良さそうなものがなかった。お菓子やあんぱん、ビールなどをフードパントリーで買いだして、帰宅してチェックアウト。まだ4時間ほどあるので荷物を預けて外に出る。

昨日は入れないと思っていたテイクアウトのお店が開いていることに気づいたので、まずはお昼にスパイシーツナ丼をゲットした。ごはんは玄米。味噌汁に干ししいたけ的なものと昆布が入っている。ビーチちかくのベンチでのんびり食べる。

それから歩いて動物園へ。この動物園がすごかった。正直なめてた。まず国際保護鳥で危急種のネーネーがいる。職員さんにきいたところによると3週間前に孵化したヒナを子育て中で、灰色のヒナがよちよちしていた。滅多に見られないらしい。かわいい。酉年やし。

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この鳥はマングースに食われて激減ということらしく、日本の南の諸島におけるマングースイシューについて職員さんに少し話すと、日本でもそんなことがあるのかと言われた。動物園には幼い子供をつれた家族連れしかおらず、洗いざらしのTシャツにジーンズ、バックパックを背負って麦わら帽子にメガネの1人旅行者(日本人ぽいが英語をそこそこ喋る)は珍しかったらしく、何処から来たの、なにをしてるのとか色々きかれた。ミネソタで研究してるって言ったら「ミネソタに何があるねん!」と言われた(笑)。さもあらん。

ほかにもコモドドラゴン、ダイヤモンドヘッドを背景にのんびりしているキリンとシマウマ、大きなトカゲが野鳥をゲットして食い合っているなど…。ワイルド。

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そしてガラパゴスゾウガメ! 何頭もいる。

 

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家族連れがなぜか完全スルーしていたということなのか、私以外にガラパゴスゾウガメを見ている人は誰もいなかった。通りかかる人すらいなかった。以前ロンサム・ジョージの本を読んでからガラパゴスゾウガメを一度は見たいものと思っていたので、巨大がゾウガメが意外なほどのスピードで散歩しているのを一人でのんびり眺めていたら、野菜を満載したバケツを6つも載せたカートで飼育員さんがやってきた。それは食事? 何が餌になるの?とか色々質問していたら、例によってどこから来たのと言われたので、日本人でミネソタに住んでると答えたら、ミネソタから来た個体がいるよ、見せてあげるという! 周りにだれもいなかったからか、飼育エリアの中に招き入れてくれた! お食事してるゾウガメの横を通って奥の飼育ガーデンに行ったら、平らな甲羅の大きなカメがいた。彼はTobyという名前で、この園内でも最年長クラス、以前はミネソタのComo動物園(近所で私も行ったことある)にいたが、繁殖のために一度やってきて戻り、あんまり調子がよくないとかでホノルルに帰ってきて、それからずっとここに住んでいるとのこと。まぁあの寒いミネソタよりは、あったかくてお外でのんびりできるホノルルのほうが、爬虫類的にはええわいな。彼は大きくて元気そうだった。ちなみにはじめにみたお食事ゾウガメ3頭は、1928年にハワイにやってきて(そのときすでに成体)、大きい方がオスのJaws(上の写真)で体重700ポンド、小さい2頭がメスで350ポンド、お食事は1日1回(この日は1時半ごろ)で、だいたいお野菜を食べるのだそうな。ほんとラッキーだった♪

ギフトショップでTシャツを買ってから辞去。時間があるのでお茶しようと思って歩いていたら、ホノルルコーヒーのカフェを見つけた。入ったら空いていたので、ここで一休みすることに。アメリカとは思えないほど綺麗なケーキとエクレアがあったので2つも注文し、コーヒーと一緒に一服。それでも日本人が多くて日本語が聞こえて不思議な感じだった。珈琲の缶も安売りになっていたので買い、ほどほどに宿に戻って荷物をピックアップしてシャトルに乗って空港へ。びっくりするほどセキュリティゲートが空いていて何事かと思った。飛行機は若干ディレイしたが、到着は早まるという謎の事態に。帰りは6時間半しかなくて、ずいぶん近いなと思った。