快晴!

今日から調査。朝からさっさと支度し、てくてく橋をわたって研究所へ。着いたら、KatieもArvidもまったく変わりなく、研究所もぜんぜん変わりなく、ちょっと安心した。とりあえずは持ってきたお菓子とお茶を渡す。

まずはArvidのオフィスで相談もとい聞き取り。私の英語が色々ひどくて(言いたいことが全然言えないし(プロジェクト関係の分野について英語でしゃべるの今回の調査旅行が初めて)、発音間違うし、時制間違う)、Arvidも苦笑していた感じだったが、聞きたかったことを色々丁寧に教えてくれた。感謝。それにしてもやっぱり本職に聞くと違うな…。やっぱり歴史があるだけあってヴィジョンがはっきりしている。こういうのが日本にもほしい。下手したら私とかがパイオニアになりかねない勢いだ。そのあとTomのオフィスに行って2012年以来の近況報告。授業のこと、出した本や論文のこと、プロジェクトのこと、預かっている資料のこと。資料についてはぜひ論文をかけと言われた。ですよねー。あとその資料どうするのとも言われた(Arvidにも言われた)。ですよねー! 日本にあるのがいいと思うが、持っていくところがなければここで受け入れるよ!と言ってくれた。預けてくれたSさんにいずれ相談しないといけないだろうけど、散逸するくらいならここに持ってきたいところではある。

そのあとは閲覧室にこもって資料調査。今回紙資料の調査はついでくらいのつもりだったのだが、シングルヒットクラスの資料がいくつか見つかって非常に気分がよい。昼休みに購買でパスタサラダとクッキーを買って食べたら食べ過ぎた…。調査は閲覧室が閉まる4時半まで。

終わってからバスに乗って別キャンパスまで行って、その近くにあるカフェでベジブリトーを買った。これは以前ものすごく美味しくおもった記憶があって、ぜひもう一度食べたかったのだった。あの頃ここにいたHernanは3週間前にはMiamiに引っ越してしまったし、ElitaもとっくにLatviaに帰っているのだった。思えば2008~2009年というのは、けっこう前なのだった。遠いところまで来てしまったという気分。ちょっと感慨深いようなさびしいような気持ちになる。ブリトーは宿に持って帰って食べたが、以前食べたときのような感動はなかった(笑)。ピーマンが多かったせいだとは思うけど、あれは今思えばいったい何だったんだろうなあ。よくわからない。2011年の3月だっただろうか、震災の直後のことだった。

夜になってから日本からメールきたる。聞き取りについて追加の依頼だったのだが、なんていうかもう3周くらい周回遅れというか、そもそもスタートラインにすら立ってないというか「はあ!?」あるいは「ggrks」に尽きるような内容で、心底頭をかかえた。こんなこと聞けるかっちゅーの。これまで一切なにも勉強していないのがバレバレなこんな質問、ストレートに聞けるわけない。あきれはてたる有様かな。なんかもうやってられん気分になったので、酒屋で買ってきたビールを飲んで寝た。この程度の先行研究サーベイしかできてなくて教授職とは、まことに結構なことでございますなあ! 自分の学生やったらキレたかもしれん。