快晴!

本日ゼミ見学デー。昨日睡眠をとりまくったせいか、きちんと早朝に目が覚めたので、早めに登校してこまごまと雑用など。昼前に支度をととのえて某駅の駅前へ。今日はゼミ生17名中、2名が欠席ということで(想定はしていたが、この2人は欠席が多い)、バスで堺港発電所へ。お天気がよくて良かった。

発電所では去年と同じようにビデオを見せてもらい、太陽光→ガスの順で見学してから質疑応答。昨年より今年の方が学生が元気いいのには多分先方も気付いただろうと思う(今の4年生は元気ないんじゃなくてただシャイなだけ)。錆びたパイプ群に「ウォーターワールド!」とか言ってたのには笑った。そしてO君のカメラがすごいのに学生達も先方も私もびっくり。

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質疑応答では「O飯原発の再稼働の目途がたちませんが、建設コストは回収できるんですか?」と学生が質問したりして(I君のファインプレー)、引率教員としてはなかなか刺激的だった。先方の社員さんとも個別に少し話す。私は父がガス会社に勤めていたこともあり、インフラ業界には元々シンパシーがあり、どれほどパターナリスティックだと言われようとも、特にインフラと廃棄物処理に対する「民意」なるものをあまり頭からは信じられない(なぜかというとあまりにもNIMBYで、かつ現場の話を知らずに論じてすれ違っている場合が多いため。だからといって国策を信じてるかというとそれは別の話だし、民意的なものを無視してよいと思っているわけではない)。自戒も込めて、できるだけ現場の話を聞かないと、分からないことは一杯あると思っている。先方としては文系なのになぜ?と思っていたらしいが、文系だからこそ、という話をするとちょっと分かってもらえた模様であった。

帰りのバスでI君が「電力をどうするかっていう、こういうテーマこそ、うちの専攻でやることですよね」と言ってくれて、本当に、ほんっとうによく言ってくれた!それを専攻の他の先生に聞かせたい!!という気持ちでいっぱいだった。技術決定論でもない、メディア論とかに還元されない、社会・経営・経済・科学技術のインターセクションにある問題なんですよ、本当に。学生には臆せず取り組んでほしいのだが。

本当にくたくたになって解散、帰洛。夕食は、かつおのパスタ、テリーヌ、それから梨のタルトにアイス、サヴォアのワインなど。さくっと食べてまっすぐ帰宅。懸案の見学が終わったからか、明らかに腰痛が軽くなっている。