土砂降り

午前中は多少ゆっくりしつつ論文に取り組む。昨日の鍋の残りを食し、昼過ぎから研究会へ。雨がひどい。今日は京大の山名先生より原子力の話を伺う。CSIS Pacific Forumのディレクターに聞いた話、関学の尾藤先生に聞いた話、京大の山名先生に聞いた話を総合して、だんだん事態(とくにバックエンド関係)が呑み込めてきた。アメリカ側も安全保障の態度の点で一枚岩ではなく、天然ガス調達をどのように評価するかも立場によって違い、再処理技術の現状評価も、高速増殖炉の将来性評価も(インド・ロシア・フランスは開発するらしい)、それらの開発にかけるコストに関する評価も何もかも、立場によって違うことを言ってるってことだ。個人的に山名先生のお話で気になったのは、天然ガス調達に関するリスク評価の問題と、廃炉コストを算入しているかどうかということと、地中処理技術を「確立」と言ってしまっていいのかどうか、という点だった。何にせよ専門家に聞くと何がわからないのかもはっきりしてきて良い。