肌寒い

朝から投稿論文の改稿。だいたいいけた、と思う。山は越えた、というか最低限のクオリティはクリアしたような。これはこれでよいということにして、ちょっと時間をおいてから見直そう。

昼から母校へ。指導教官と1時間会談。1ヶ月後には、何が何でも博士論文を提出しろということになった。仕方ない。まだ書けてないけど。

何か結局、2年くらい前から「このペースで仕事してたら多分30代で死ぬ」というペースで仕事してる気がする。気狂いになるのも時間の問題ではないか。

午後から研究会。カルテックから研究者が2名やってきて講演。1人目は、アインシュタインの日本訪問について。世界で初めてアインシュタイン著作集が発行されたのは、大正時代の日本(ドイツ語・日本語の両方)。1・2巻の初版は、原版が関東大震災で焼けてしまったので、ほとんど現存しないのだそうだ。あと、ワイマール期のドイツでは右翼と左翼がストリートファイトしてたとか、日本に来たアインシュタインは京都は都ホテルに泊まり、奈良で鹿に餌をやり、奈良ホテルでピアノ弾いたとか。2人目は17世紀欧州における測定誤差の扱いについて。静止物を見ている時と動いているものを見ている時の人間の感覚の誤差の違い、平均をとるという発想がなかったということ、測定はだんだん「良くなる」のでベストの値を取るまでがんばるとか、知覚を代替するものとしての道具から知覚の不正確さを利用する測定にいたるまで、などなど。

夜は5人(少ない!)で懇親会。久々に英語喋ったので瞬発力がやや鈍っているが、食べ物の説明はお手のものである。解散してから更に誘われて、カルテックの先生方と3人で出町柳のカフェで歓談しながらケーキ食べたりなど。ちなみに、calculateとcomputeの違いについて聞く。先生によれば、アルゴリズムがあるのがcomputeだとか。クリーブランドの鉄鋼やデトロイトの自動車産業は衰退したとか、日本は核廃棄物の処理をあとどうするの、とか。

英語はいい感じのリハビリになったような気もする。しあさってに大変なインタビューが控えてるし…。