雨もぱらつくが

朝から論文を読んでいたが、あまりの抽象度に匙を投げたくなった。なんでこの期に及んで認識論の論文なぞ読まにゃならんの。

昼から母校・高校の文化祭に顔を出してきた。就職の報告かねて教官室に行ったら、はからずも営業活動みたいになってしまった。生命論・環境論とやらの授業のポスター発表に関して「アンケート書いてくださーい」と紙を手渡されたので、どこから見ても研究者のコメントにしか見えない風情のものをきっちり書き(色々言いたいことはあるが、だいたい使ってる資料が古すぎると思う。邦語文献ばっかり使うからだと思うが、まぁ高校の授業に洋書を要求するのが酷か。環境論の方が出来が良かった。)、生物部の展示を見に行ったらかつて執行部でお世話になったI瀬先生がいらした。なんでも今年の文化祭は、私が現役の頃以来の開催危機だったらしく、その辺りにかんして代表委員会で一枚かんだ子がちょうどそこにいて、先生は「この人はな、あの伝説の○期で祭がなかったときに、祭をなくすべく動いた人やぞ。この人が君の学年におったら、今年は 絶 対 に この行事は無かった!」などと私を紹介。15年も前のことを引き合いに出すとはどういうことよ…。その女子生徒さんは委員会でたいへん苦労なさったらしく、思いのほか意気投合して話し込んでしまった。私、彼女の倍も人生生きてるのになあ。

その後は、かつて所属した部のブースをきっちり回った。地学部で「天然石ストラップ」とやらにまざって花崗岩のプレートが積んであるので「これは一体何?」と聞いたら「マウスパッドです!」と自信満々に答えるので大ウケし「よしわかった。買うわ。いくら?」と聞いたら「あまりに売れないので値段がわかりません。聞いてきます!」と走ってゆく。いいなあ、高校生。結局値段は500円だった。安っ。

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赤色花崗岩20cm四方・厚み1cm。「光学マウスの反応がすごくいいですよ!」が売り文句。地学室でダイヤモンドカッター使って石材切って磨いたとか(側面だけかなあ。まさかと思うが上面も? でも丁寧に角取りしてあってなめらか)。けっこうずっしり重い。アホすぎて買わずにはいられなかったのだが、FacebookにあげたらOGたちの評判は上々であった。経済援助かねて物好きのOBOGは買ってあげればいいと思う。重いけど。

祭の後は、後輩の速星さんご夫妻と早めのお食事など。久々にお会いできて嬉しかったです。