晴れだが寒い

昨夜は深夜までがんばったのにまた5時台に目が覚めた。どうしようもない。布団の中でネットをチェックしたりしてから、朝食に肉やら果物やら野菜やらを食す。洗い物をしてからけものフレンズ10話を鑑賞。改めて見ると、リアルサーバルさんのしっぽにそっくりなしっぽであった。あと2話とか信じられん。9時頃から少し二度寝して、昼頃から出勤。論文の最後の直しに取り組んで送信。5時に帰ると、夏時間のせいでまだまだ明るいので、気温はぎりぎり氷点下ではあったが快晴なのでポケモン散歩した。5キロほど。風が冷たくて多少冷えた。夕食にリゾットを作って食し、ビールも飲む。歩いたからか何なのか、午後9時前の時点ですでに眠気に耐えられないほど眠く、うとうとを繰り返した挙句、10時半に就寝。明日も変な時間に目が覚めなければいいのだが。

だいたい晴れ

朝3時半とかいうとんでもない時間に目が覚める。完全に時差ボケである。かなりぱっちり目が覚めたので、昨日夕食を食べてなくておなかが空いているかつ買い出ししてなくて他に食べるものがないということもあり、冷凍の餃子とインスタントラーメンで食事にした。それから論文の最後の直しにとりかかる。7時頃まで作業してちょっと眠くなってきたので3時間ほど寝て、また作業に戻る。キリのいいところまで作業して、昼くらいにバスに乗ってスーパーに買い出しに行った。あまりたくさん料理する気合いもなかったので、出来合いのものも一緒に買う。昼は出来合いのエスニック風玄米焼き飯でなかなかうまかった。午後いっぱいも論文を直し、ついでに買ってきた材料でローストビーフも焼いた。今回はピッタリの焼き具合であった。常温に戻して焼き目つけて摂氏120度くらいで40分ほど。よしよし。夜はコレットのクラスに行って踊った。さすがに時差ボケと旅の疲れがあるけど、体は動かすにこしたことはない。特に肩は。帰ってから食事して、論文の直しを終えて送信して就寝。

快晴

目覚しが鳴る前に起床。安宿だけあって他の部屋のお手洗いの配管の音で朝5時半に目覚めるのであった。支度してチェックアウトしてターミナルへ。ターミナル5だと思ったらまた勘違いしていてターミナル3だった。時間はいっぱいあるのでまったく問題はない。セキュリティエリアに入ってから多少買い物して、朝食ばかりサーブしているレストランが多いなか難民になりかけつつ、ハンバーガーとビールを食す。

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昨日の夕食も食べていないのでしっかりしたものを食べた。あと香水のサンプルを試してみた。ディオールのジャドールが気になる。

13時発のフライト。行きしなと違って帰りの飛行機は満席だった。飛行機の中では、「殿! 利息でござる」と、「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」と、昔のアニメの「美女と野獣」を見た。「殿!」はものすごい面白いわええ話やわで大変よかった。「ファンタスティックビースト」は、主人公、危険なフィールドワークする割におっちょこちょいすぎやろと思ったが、ちょっとした憂いある雰囲気と、パン屋を目指すおっちゃん、心の読める美女がオアシス的な雰囲気で、全体に楽しめた。続編もあるということなので楽しみ。「美女と野獣」は子どもの頃に見て以来だが、改めてみると男どもがクズすぎてドン引きだった。これは教育に悪い。まぁこれも時代ということなんやろうが。今年の実写版も注意して見ねば。

ミネアポリスに着いたら夕方5時。入国審査はこれまでにないほどスムーズで(何故だ、やっぱり立て板に水で具体的に説明したのがよかったか)、荷物も割とすんなり出てきて、電車にもすんなり乗り、近くの駅までメルセデスが迎えに来てくれて、スムーズに帰宅。まずはパンダちゃんをお風呂に入らせ(表面だけ洗ってあげた、すっきり!)、自分もシャワーを浴び、眠気に耐えて洗濯を済ませて就寝。

ちょっと雨風

ベルリン最終日。もうちょっと寝ようと思っていたけれども結局3時間くらいで目覚めてしまった。昨日興奮しすぎたんだと思う。眠い。荷造りをしてチェックアウトしてから近くのカフェで朝食。リンゴと梨のコンポート、バニラ入りマスカルポーネソースのついたフレンチトースト。美味しかった。米国ではあまりこういうのは食べられない気がする。

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車でまずはスパイ博物館へ。噂によるとここはなかなか新しい博物館らしいが、たしかにそんな雰囲気だった。スパイ道具や暗殺の事例、ハニートラップ、暗号機など色々あって興味深かった。さいごにレーザーで監視装置をくぐりぬけるアトラクションがあって楽しかった! お昼になったのでカリーブルストを食べてから(ちょっと塩気が濃かったけど)、写真博物館へ。こちらも情報監視がテーマの特別展があって面白かった。スパイづいている。

よい時間になってので、R君と妹に空港まで送ってもらった。また10月! 空港ではなかなかチェックインも始まらなかったので多少メール仕事をし、荷物を預けてから1杯だけビールを飲み、飛行機に乗ってヒースローへ。今日はヒースローで1泊。入国審査はびっくりするほどスムーズで、「ブレッチレー行った?」「ほんますごかった!」みたいな会話すらした。まぁ聞かれる前にばーっと喋ったのが良かったのかもしれないが。うっかりターミナル5だと思っていたらターミナル4で、20分くらいバスに乗っていかなくてはならなかった。ヒースロー広い。ホテルそのものはカプセルホテルみたいな感じで、最低限だけど布団で快適に寝られるし良かった。フロントの人は親切だったし。

しかし、全然連絡がこないと思ったら、共著の論文は私の調査旅行中にはあまり作業が進まなかったらしい。締め切りよりクオリティを優先するという方針らしいのだが、こういう進行はあまり経験がないので戸惑うことも多い。

曇りの一日

ベルリン2日目。朝から宿の前にあったカフェでかるく朝食にする。内装も素敵でコーヒーもおいしく、小さいけどいいカフェだった。

今日は列車を乗り継ぎ、まずは技術博物館へ。ここはもともと駅だったとかで、色々と機関車を見る。それにしてもロンドン、マンチェスターに引き続き、本当にたくさん機関車や列車を見ている気がする。ここで、ドイツ国内でこれまではじめてハーケンクロイツを見た。

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第三帝国時代の列車につけられていたハーケンクロイツである。後にも先にもハーケンクロイツを見たのはここだけだった。その隣には木製の車体があり、中に入れるようになっている。ユダヤ人を強制収容所に送り込んだ、当時の本物の列車。狭い車内にぎゅうぎゅうに100人以上を押し込んで、移送中にもたくさんの方が亡くなったと書いてあった。こうやって、かつてあったことを無かったことにしない、きちんと展示する姿勢は本当に見習うべきと思う。

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おなかが空いたので博物館のカフェで昼食にしたら、ここのカフェのごはんは非常においしかった。妹とピザみたいなお料理をシェアして食べた。うまかった。

そのあとはそれぞれ分かれ、私はまず計算機を見に行き(ここで大きな発見あり、BrainについてZも30年代に書いていたとは! これは詳しく研究をせねば)、それから砂糖に関する特別展示や、ジュエリー製造、鞄製造、化学製薬、フィルム製造などの展示を見て回った。盛りだくさんで面白い博物館だった。

博物館ばかり見ていて疲れてきたので、午後の後半は東ベルリンにあるティアパークことベルリン動物公園へ。ここはだだっぴろくて、東ドイツの雰囲気が残っていて、古い施設ながらも様々な動物を展示していて面白かった。時間が遅くて曇っていたせいでちょっと寂れた雰囲気があったけど、それはそれでよかったような感じもある。ラクダやボブキャット、シベリアトラ、スマトラトラ、サイやゾウ、マナティなど。マナティの展示環境がちょっと狭くてかわいそうな感じがした。それからサーバル!

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うわさにたがわず、頭が小さくてしゅっとしたネコ科動物だった。はじめはうろうろしていたけど、しばらくして檻のそばでくつろいでおられた。この動物園は猛獣を1メートルくらいの距離で見られるのが特徴で、らんらんとした目をその距離でこちらに据えられると正直ちょっと怖い。やはり猛獣は猛獣であった。妹は色々な動物が見られて本当に嬉しそうで、R君はしんどそうやったけど来てよかったなあと思った。

列車を乗り継いで、夕食場所へ。待ち合わせの時間よりちょっと早かったので近くの子供服・おもちゃ屋さんに入る。そこでものすごい手触りのいい白うさぎのぬいぐるみに遭遇してしまい、妹とかわいいなあと言い合っていて、あまりにかわいいので身請けしてしまった。中国製でイギリスの会社でドイツで売られていたうさぎさん。名前はドイツ語からとってハーゼちゃんにした。

今日の夕食はリユニオン。奨学生仲間だったPaulに連絡をとって、彼がいつも企画しているという夕食会に参加させてもらうという趣向。そこに、私だけでなく妹とR君、それからキールからはるばる来てくれたY君も同席するという凄企画。PaulとCaroは2012年に大阪で会って以来で、Caroは6月に出産予定だそうだ。楽しみ! 来週にマインツに引っ越すと言ってたから、ぎりぎりのタイミングだった模様。向こうに行っても変わらずジャーナリズムの仕事をすると言っていて、来年にはまた日本に遊びに行きたいと2人とも言っていた。1か月に1度はお好み焼きするとか。いつか赤ちゃんにも会いたいなあ。Y君は2010年にローマで会って以来で、でもお互い変わらないねと言い合う感じだった。近況や帰国予定やゲーム、私の結婚、同期たちの近況などの話をする。PaulにしてもY君にしても、Facebookのおかげでそれなりにどうしているのかはキャッチアップできているのがすごいなと感じる。というか、FBがなければ再会することも難しかっただろう。それぞれ7年分、5年分をキャッチアップして何だかもう圧倒的な感じだった。Paulには米国の今の雰囲気や大統領選の話、2009年以来にNashvilleに行った話、見てきた英国の雰囲気の話(マンチェスターにホームレスが多かった話)などもした。ちなみにここのお店のごはんはまた本当に美味しくて、とっても満足して食べた。肉団子と、デザートはアプフェルシュトゥルーデル(ホッツェンプロッツ人気の話でまた盛り上がる)。問題は12人いてドイツ語を喋らないのが私だけということだったのだが、皆(妹以外は)英語も喋れるのでたいして問題ではないというのもすごかった。夜7時から11時すぎくらいまで盛り上がって、PaulとCaroとはまたお好み焼きパーティをしようと言って、再会を約束してハグして別れた。Y君はAlexander Platz駅でハイタッチして別れた。思えば大学の同期たちと出会ってから、もう人生を折り返すくらいの時間がたったわけだけど、それを彼に言うと、今の年齢の2倍になったときにはもう死んで会えないかもしれない、という。そんな寂しいことを言わんでくれ、まぁ確かにそうだけど、その年にみなで元気で会えたらラッキーということだ、それを目指そう、と話しながら歩いた地下道だった。

宿に戻ってからは妹といろんな話をし、結局就寝は午前3時。

快晴のち雲あり

結局明るくなるからか、わりと早くに目覚める。チェックアウトの前に、明るいライプツィヒの町を散歩することにした。快晴で美しい。パンとフルーツの朝食を食べてから(あまりにジャムがおいしかったので買った)、聖トーマス教会でバッハのお墓を見学。

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売店でTシャツを買い、古いコーヒーショップで有名だというココアを飲み(美味しかった!)急いで宿に戻ってチェックアウト。ここから2時間半ほどかけてベルリンへ向かう。

R君は以前に3年ほどベルリンに住んでいたそうで、ベルリンに詳しい。まずおすすめのピザ屋さんで軽く昼食。これがめっちゃ安うま! すばらしい。支店が大阪か京都にほしいほど。それから宿にチェックインして荷物を置き、バスでチェックポイントチャーリーへ。

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ベルリンの壁に関する説明を読む。まだ30年たっていないということに妙な驚きもおぼえる。そのあとは、てくてく歩いて歌劇場やブランデンブルグ門、連邦議会を外側から眺め、東のほうにある(移築したのでない)ベルリンの壁の遺残を見に行く。

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壁は高いが薄い。しかしその手前にものすごい監視区域が設けられていたわけで、壁そのものは目隠しとかそういうものだったのかもなあと妹と話したりした。古い橋も見て、さらに列車に乗って、R君が昔住んでいたあたりの安いペルシャ料理店で夕食にした。クスクスの野菜煮込みかけ。ボリュームたっぷり、でもあっさりしていて安くて美味しい。それから、今日は妹の誕生日ということで、その近くのバーを2軒はしごしてビールを飲み、さらにホテルの近くでもう1杯飲んだ。このハシゴ大好きはGと気が合いそう。私は基本的にハシゴはしないのでちょっとびっくりした。宿に帰ってシャワーをあびて就寝。静かでよかった。

曇りのち晴れ~

本日移動デー。昨日の残りもので軽く朝食にしてから、荷物を積んでR君の車に乗って出立! まずは地道をとおってヴァイマル方面へ向かう。ハーメルン付近は丘が多いのが特徴だそうで、素敵な起伏が続く。

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途中からアウトバーンにのったが、ドイツのアウトバーン初めて。3車線だが、速度上限がないから追い越し車線の車の速度が物凄い。R君も130キロくらい出しているのだが、プラス30キロ~40キロくらいでかっとばしていく。ドイツおそろしい。途中から旧東ドイツエリアに入り、ところどころ微妙に建物の雰囲気が変わってくる。このあたりは30年前まで共産圏だったのだ。

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2時間半くらい乗ってヴァイマルへ。ここでまずは腹ごしらえ。R君が調べてくれたレストラン。Scharfe Ecke。ここの! ごはんが! 物凄い美味しかった!!! 過去にミシュランに載ったこともあるそうだがわかる。伝統的なこの地域のドイツ料理で、名物はクヌーデル。これがたぶん手作りで、R君いわくおばあちゃんが手作りしてくれた味と同じと。そして、さまざまな煮込み料理のソースの味がそれぞれ違い、すばらしいうまみ。マッシュポテトもうまい。これは危険な味。ポーションもかなりあったが、あまりに美味しくて手が止まらなかった。私は豚のレバーとリンゴのはいった煮込みを選んだが、本当に満腹満足。その後何日も味を反芻して思い出すくらい美味しかった。店内の雰囲気もいいし、店員さんも親切。日本にあったら絶対に通う。ていうかここで宴会したい。これを食べるためだけにヴァイマルに寄ってもいいくらい美味しい。ものすごい美食であった。

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満腹をかかえて町を散策。名物のドライフラワーを妹は購入していた。お茶を買って飲んだり、ゲーテやシラーにちなんだ建物を見て回る。イチョウも有名だそうだ。遅くならないようにヴァイマルを出立し、2時間ほどかけてライプツィヒへ。宿泊場所を見つけるのに苦労するが、着いた場所は新しくて安くて綺麗なアパートメントだった。ラッキー。荷物を置いて、夜のライプツィヒを散歩した。ライプツィヒ歌劇場やゲヴァントハウス、トマス教会などを見て回り、あまりおなかもすかないので、そのへんでナチョスでビールを飲むことにした。なかなかうまかった。明日も移動なのでR君は早めに就寝。私は妹と色々話して夜中になってしまう。