だいたい曇り

朝早く起き出して髪を洗ってMikeとSarah夫妻にピックアップしてもらって教会へいく。今日もアモス書で、教会が死ぬとはどういうことかみたいな議論があった。水のたとえについて質問したりなど。今日はAnnette夫妻は風邪か何かでお休みで、他にいろんな人と社交した。数年前にこちらに移ってきて、スタバの仕事から専門の幼児教育の仕事を見つけ、夫がクーロン病で闘病中で、みたいな話とか、私がこんどハワイに行くという話とか。あと赤ちゃんのGenovaちゃんをだっこさせてもらったりとか(慣れないが)。昼過ぎに帰宅して残り物で昼食とし、歩いてスーパーに買い物に出かけた。ふと思いついて普段通らないルートを通ると、West bankのキャンパス内に見慣れない花壇のようなものを発見。コスモスを見つけてうれしくて写真などをとっていると、なぞのふわふわ植物に虫が大集合しているのも発見。なんじゃこりゃ、と思いながら歩きすぎる。

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スーパーでチーズやヨーグルト、レモンバー、ベーグルなどを買って歩いて戻ってくると、先ほどの花壇で男女2人組が作業をしている。ポケモンをつかまえていると(笑)声をかけられたので、声をかけられたついでに、この花壇は何なの? この虫は何?とか質問したら丁寧に答えてくれた。このふわふわ植物はmilkweedといって、虫はmilkweed bugというらしい。何の説明にもならん名前!と思いながら会話してたら、女子のほうが、何してるの?時間ある?とか尋ねる。あるよと答えると、ちょっと運ぶのを手伝ってほしいものがあるんだけど、というので了承してついていった。Artの建物からテーブルを運び出すという。なんでも、これからGarden Partyをするのだそうで「誰も来なかったどうしようと思ってた、ぜひ参加してよ!」とフランクに誘ってくれる。ほえーと思いながら何のかんのイルミネーションやら表示やら設営を手伝っていたら、この庭は学生・院生たちが世話をしているCommunity Gardenで、今日はその共有地にニンニクを植えるべく、ミネソタの地方で農家をしている学生が自分ちで育てているニンニクの株をもって(両親とともに)やってきて、これからみんなでそれを植えて、お茶とピザで交流するのだと。この女子はKristenという4回生で、もうものすごいinvolvee力というか、私も社交力はフリーザ並みにあると自分で思っていたが、この人の社効力は魔人ブウクラスで、あれよあれよといううちに「一緒に参加しようよ!」になり、その農家の子やら、他の学生やらがいっぱい集まってきて、皆でニンニクを植えたのであった。

花壇の世話をしていた男性のほうは院生で、ミネソタの気候変動の研究をしているらしく、ここでは過去40年で明らかに雨量が多くなり、植生にも影響が出ているのだという。ここで花を育てる際の最大の障壁はbunny issueすなわちウサギ問題で、野生の子ウサギがなんでもみーんな食べてしまうのだという。何を食べるの?と聞くと「なんでも」。野菜はもちろん、花でもなんでも全部食べるのだとか。ごくまれに例外があり、たとえばネギは食べないし、さっきのmilkweedもウサギは食べない(後で調べたら有毒だった)。なので、ネギとmilkweedに囲まれた花は生き残ったのらしい。へえー。

農家夫婦とも話がもりあがる。なんでもお嬢さんの一人が伊方にホームステイしていたことがある&日本人女子をホームステイさせたことがあるそうで、日本の食糧自給の現状がどうとか、気候がどうとか、私の祖父母の畑で何を作っているとか、米の収穫をどうやってやるとか、そういう話題で盛り上がった。

この庭でとれたミントやステビアなどハーブで作ったあったかいお茶が振る舞われて、本当に美味しかった。日没で寒くて皆で凍えていたので。ちゃっかりお相伴したニンニク入りのピザ一切れも美味しかった。最後まで残ってKristenの撤収を手伝って開催。ああ面白かった&びっくり。たまたま歩くルートを変えただけでいろんな人と知り合った。

帰ったら家主のSahilが大掃除をしていた。なんでも今日はインドのお祭りDiwaliだそうで、大掃除をして、お供え物をして、一晩中光をともして神様をお迎えするのだとか。例年は友達とかを呼んでお祝いするらしいけれど、今年はお祖母様が亡くなって喪中なので家族だけでするそうだ。夜にはいっぱいろうそくがともされて、電気もぜんぶつけて、自分のベッドルーム以外はこれを一晩中キープでよろしく!と言われて了解。日本だと地震があるので怖いけど、ミネソタなら大丈夫であろう。お裾分けのナッツやお菓子もいただいた。ありがたい。