20度まであがった!

今日は卒業式。起きて、ブランチがわりに残りものを食べ、10時から近所で着付けとヘアセットをしてもらった。かなり混んでたけど素早かった。ヘアセットはイメージ通りでばっちり。着物コートを着て、さっさと登校。胸紐がきつすぎて、途中しんどかった。研究室についてから、帯枕の紐を心持ゆるめ、長じゅばんの紐を1本抜いた。抜いたけど結局崩れへんし、無くてもよいのである。

15時半頃から卒業式。今日はうちの部局では私が司会で進めた。廊下を歩いてきたゼミ生N君が、訪問着で壇上でマイク持って誘導してるのを認めて、マジか、みたいな顔でまじまじこっちを見てたのが面白すぎた。そんなに意外やったか(笑)。いつもどおりうちの部局はあっさり授与して、記念写真を撮って(紅一点Sさんの家族が来ていた)、中庭でビールやおつまみで懇親して(なぜかまた乾杯の音頭をとらされた、副学長がいなかったから仕方ない)、夕方にはお開き。

卒業した4期生は、本来8名だが、2名が残留を決めたので(留学がらみ)、今日卒業したのは6名だった。4期生は最初の半年が私の在外とかぶっていたのもあって、ゼミとしてはしょうみ1年半の付き合いだったが、N君は私が(たまたま)面接したせいで1回生のときから互いに認識してたし、ゼミ長O君と紅一点Sさんは1回生から私の授業とってて、2回生の演習も一緒で、そのときからオープンキャンパス含めて色んな行事に協力してくれたし、半分くらいのメンバーは本当に長い付き合い、というか、私に長く付き合ってくれたのだった。例によって例のごとく、4期生も全体的になかなか独立心のあるメンバーだったが、しっかりしてる度合でいけば、この3人が一番しっかりしていたように思う。とはいえN君もO君も最後まで謎多き2名でもあった。Sさんは紅一点だったけど、最後まで押し負けずに頑張ってくれた。えらかった。なお残留2名は人生を試行錯誤中、残りの3名は何とも言えないバランスで、雰囲気を明るくしてくれる(たぶん意識的に)体育会K君は論述は慣れてないけどロジックに強く、もう一人のK君はかっこいいものへのあこがれとの付き合い方を学ぶのが課題で、A君はやればできるしキレもあるのにマイペースというのかスイッチが入らない、という感じ。まあこうやってデコボコしてるメンバーが、お互いにツッコミいれながら共存してる、というのが4期生だったと思う。みんな謎が多くて面白いから、もっと色々話したいなあと思うことが最後まで多かったけれども、大学で教員が存在感を出しすぎるのはやっぱり良くないと思うので、学生同士のやりとりでどうにかしてもらおうと心掛けた学年だった。遠方出身の学生N君O君は地元近くに戻るし、もうこのメンバーで集まることはきっとないだろう。今日は卒業証書を手渡し、最後にグループと個別に記念写真をとって、あっという間やったなあ、と話して、懇親でビール飲みながら少したわいない雑談をして(O君の勤務地が決まらないとか、N君が車を買ったとか、K君の新居が田舎だとか、単位が出るか本当にお互いドキドキしたとか、カンボジアに行ってる残留生が帰ってきたら連絡するとか)、「お疲れ様」とか「またね」といって別れた。謎が多く、明るくて、デコボコしつつ、やれば仕事のできる4期生たち。とにかく生きてさえいれば次の手が打てるから、健康と安全にだけは気を付けて、私より長生きしてね、と伝えた。みんな元気で。幸多かれと祈ります。