今日もしっかり晴れ!

妙に早起きで目が覚める。1時間の時差のせいかもしれない。マフィンやヨーグルトなどで朝食をとり、まだ博物館が開く時間ではないので周囲を散歩した。それにしてもロスアラモスというのは、大昔のカルデラの外輪山から何本もの指のように谷が伸びている、その谷の上に町や研究所やらが作ってあるという構造になっていて、とにかく自然が雄大で綺麗。ハチドリとかぶんぶん飛んでるし。そして標高が2100mで空気が薄い。こんな綺麗なところで原爆作ってたのか、と思うと、ちょっと空恐ろしいような感じもする。

10時に歴史博物館が開館したので見学。思ったよりも小さいが、新しくなったという展示に気合いが入っている。科学者の倫理に関する展示が面白い上に意外なほど(だってここはロスアラモス!)だし、なんと広島・長崎との交流に関する展示や折り鶴コーナーもあった。ロスアラモスにいたスパイとかに関する展示も。

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一通り見終わって、外のブースでAimeeに再会! 私が参加するツアーは12時から。いまは民家になってふだんは見学を受け付けていない家も見学させてもらえるというスペシャルツアー。ハンス・ベーテやボーアが住んでいた家。もう少し大きな家。オッペンハイマーの家。どこもとっても綺麗で過ごしやすそうな家だった。オッペンハイマーは料理が上手で、家のキッチンも特別に作り直させたそうなのだが、いまだにそのキッチンはそのまま改装されずに保たれているらしい。

ツアーのあと、おなかが空いたのでランチ。アイスティーとベーグルサンド、肉団子入りのパスタスープ。乾いていて暑いので、知らない間に脱水する。たぶん標高が高いのもきいている。ごはんのあとはぼちぼち歩いてNature Centerで眺めを楽しみ、地元の小さな生き物を眺め、さらにBradbury Museumへ。これは国立ロスアラモス研究所直営の博物館で、展示はラスベガスの核実験博物館に通じるものがあった。 ちょっと情報を詰め込みすぎでは?と思わないでもない。歴史博物館に比べると、やはり核兵器の正当化が顕著だった(というより歴史博物館が例外だと思うべきなんだろう)。この博物館は17時までということで閉館とともに辞去し、Blue Window Bistroで夕食にした。ニューメキシコのステーキサラダとビール、リモンチェッロのケーキ。めっちゃおいしかった! 疲れも出るので早めに就寝。

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