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新・エストニア国立博物館への行き方

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2016年10月に開館した新しいエストニア国立博物館は、設計チームに日本人(田根剛氏)が加わっていることでも知られていますが、新しすぎて(!?)2017年4月時点ではインターネット上にもガイドブック上にも行き方についての日本語情報を見つけることができませんでした。しかし、行ってみて実感しましたが、この博物館は必見です。タルトゥに寄れるならばぜひ訪問するべきです。せっかくなので、ここに新・エストニア国立博物館への行き方を記しておきたいと思います。(なお私の非常に個人的でほとんど何の役にも立たないエストニアラトビア旅行日記はこちらから→晴れてたと思う、夕方は曇り - buzzing evening

エストニア国立博物館は、エストニアの地方都市タルトゥにあります。英語ウェブサイトはこちらです。

Eesti rahva muuseum

タルトゥはエストニアのアカデミアの中心地で非常に古い都市でもあり、エストニアで最もレベルの高い大学もタルトゥにあります。タルトゥには、首都タリンから高速バスを使って2時間半ほどで行けます。私はLUX Expressを使いました。

Lux Express

チケットはオンラインで予約可能です。「ラウンジ」というややプレミアムな座席を予約しても片道15ユーロ以下、普通の座席でも10ユーロ前後、早めに予約すると割引もあります。事前予約のときはpdfのチケットを印刷して持参する必要があります。乗車するときに運転手がバーコードを読み取ってくれます。

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タリンのバスターミナル(Tallinna Bussijaam)はトラムの駅も近く、荷物が多いときは旧市街からタクシーで移動しても1メーター+αくらいです。ちなみにバスターミナルのお手洗いはコイン式で、30セントほど必要なので注意しましょう。なお、Luxのバス内にはトイレはあります。

タリンからバスに揺られること2時間半、バスはタルトゥのバスターミナルに着きます。バスターミナルはタルトゥの中心地横くらいのところです。しかし、新しい国立博物館は、タルトゥの中心部から少し離れたところにあります。旧博物館は市街地の中にあったそうですが、そことは場所が違うので注意が必要です。新・博物館には市内バスでアクセス可能です。タルトゥの中心部から27番のバスに乗って10分ほどで到着します。バス停はここ↓です。

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博物館は橋を渡って川の向こう側にあるので、車が川に向っていく方のバス停で待ちます。これが時刻表(2017年4月末時点)。

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Kesklinnとあるのがこのバス停で、目的地の博物館はERMです。10時から19時の間は1時間に2本バスがあります。バスは非常にオンタイムに現れます。1分のズレもありませんでした。

ちなみにエストニア人の友達には「タクシーで行くと楽」といわれたのですが、タルトゥ市街地でうまくタクシー乗り場や流しのタクシーを見つけることができず断念。結果的にはバスで楽ちんに行けました。

バス料金の払い方ですが、もしもタリン市内交通用のウヒスカート(Ühiskaart)を持っていれば、それをそのままタルトゥ市内でも使うことができます! これは2015年9月から導入されたそうで、逆にタルトゥのバスカードもタリンで使用可能とのことでした。互換性のあるICカードということですね。さすがはITCの国エストニア。私は残高のあるウヒスカートを持っていたので、それをそのまま使いました。

ちなみにエストニアにタリンから飛行機で入国して、一番簡単にウヒスカートを入手する方法は、空港の出口にあるキオスクで購入することだと思います。バスカードが欲しい、と英語で言えば出してくれます。カードは2ユーロで、それとは別にはじめにいくらかチャージする必要がありますが、私はとりあえず最低額の5ユーロをチャージしました(そしてタリン空港出口外すぐの2番バスに乗ってトラムに乗り換え、旧市街方面へ移動)。もちろんタルトゥでもショッピングセンターやR-Kioskバスカードは買えます。いずれのカードでも、乗車したら中のカードリーダーにタッチすればそれでOK。タルトゥで使えるバスカードについて、英語の公式情報はこちら↓。

https://www.tartu.ee/en/tartu-bus-card

27番バスは川向うの住宅街をうねうね進みますが、心配することはありません。10分ほど進むと、巨大な博物館が見えてきて、その前のバス停で停車します。バス停はERMです。一見して明らかなので絶対に見間違えることはありません。

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ちなみに帰りのバスの時刻表はこちら。やはり30分に1本です。タクシー乗り場などはなかったので(受付で相談すれば教えてくれるかもしれないけど)、レンタカーに乗っていたりするのでなければ、やはりバスが一番手軽ではと思います。ちなみにうっかり乗り遅れても、チケットの要らないエリアに大きなミュージアムショップがあるので、時間をつぶすのは容易です。寒い季節は建物内で待っても良さそう。ミュージアム出口からバス停はふつうに徒歩3分くらいです。

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このエストニア国立博物館、巨大です。石器時代から現代にいたるエストニアの歴史、ウラル近辺の民族文化、各地の衣装、方言の聞き比べ、食事の色々、多様な木製品文化、ソ連時代の歴史とシベリア送りにまつわる様々など、エストニアの民族文化とその独立の歴史を満載した博物館で、日本で言えば国立民族学博物館か、国立歴史民俗博物館レベルの大きさ。少なくとも半日はかけないと全体を見ることはできません。

正面の入り口から入っていくと、受付があり、そこでチケットを買います。

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荷物や上着は地下のクロークに預けます。地下のロッカーは無料でした。常設展は2つに分かれており、地下(下の写真左側入口)がウラル近辺の民族、地上(右側の大きい入口)がエストニアの歴史と文化なので、入るときはそれぞれ係員にチケットを見せましょう。

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展示の説明は、デフォルトはエストニア語で書かれているのですが、受付で渡される「ENG」カードを説明の下のマークにかざすと、自動でエストニア語から英語に表示が転換! これは便利です(さすがに日本語はないですが)。

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これは一定時間を経るとエストニア語に表示が戻りますが、再度かざせばOK。他にはロシア語やフィンランド語がありました。全体的にスクリーンをうまく用いたユーザーインターフェースが多く、デジタル情報技術を上手に用いていることがわかります。もちろん開館半年なので、全体がぴかぴかでした。

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エストニアの言語文化、服飾文化、中世エストニアの歴史、ソビエト時代の歴史の概要などに興味のある人には必見だと思います。私は織物や服飾が好きなので、エストニアの地域ごとに分けられた民族衣装の展示や、古いものから新しいものに至るタペストリーの展示などを満喫しました。また、エストニア語の母音を学べるコーナーなどもあり、なかなか面白かったです。エストニア語が判ればもっと面白いこと間違いなしなのでしょうけど…。

私は訪問しませんでしたが、館内にはカフェもありました。ミュージアムショップでは、エストニアの文化に関わる素敵なお土産物がいろいろ。私は民族音楽のCDや木製のキーホルダー、絵葉書を買いましたが、他にも織物・編み物などエストニア文化に関わるラインナップが豊富です。

タリンでエストニア人の友達が教えてくれたのですが、たとえばタリン旧市街の土産物屋さんでよく売っている琥珀マトリョーシカは、ロシア系の人々の文化のもので、エストニア在来の文化ではないのだそうです。彼女が言うには、やはり織物や編み物、木製品が元々エストニア的なものとのこと。このミュージアムショップでは見事にロシア色が払拭され、エストニアにフォーカスされていたのが印象的でした。エストニアの民族の歴史を綴る博物館なので、当然といえば当然ですが、友人の語り口からも、残留ロシア人問題の微妙さが窺われました。

というわけで、新・エストニア国立博物館の行き方でした。本当に素晴らしい博物館なので、タルトゥに寄ることのある方はぜひ訪問してみてください。ちなみに、そのエストニア人の友達に教えてもらったカフェレストランがタルトゥ中心地にあるので、参考に記しておきます。

Truffe - Cafe

場所は、タルトゥ市庁舎の広場から川方面に少し行ったところです。便利な場所ですし、美味しかったのでお勧めです。英語メニューをもらえましたし、エストニアの地ビールもありましたよ!

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