極寒から常夏へ

今日から休暇! 朝8時半にメルセデスが車で駅まで送ってくれた。あっさり乗り換えて空港へ。空港でスーツケースにコートを入れようとしたところで、若干ぎっくり腰気味になってしまい往生する。休暇の幸先がこれとは。とりあえず腰をごまかしごまかしセキュリティゲートを抜け、ファストフードの中華で食事とし(これがびっくりするほどまずかった、休暇で一番まずかったのではないか)、飛行機にのる。片道8時間半の国内線。思ったよりも長い。隣に座ったご婦人は、ヒロにお嬢さんが住んでいるとかで、これから家族でホリデイなのだそうだ。暇なので映画を見る。シン・ゴジラゴーストバスターズなど。後で考えたらどちらもある意味怪獣映画だった。

ホノルルに着いたら夕方ごろ。荷物をピックアップしてシャトルの予約を入れようとしたら、私でもいっぱいいっぱいなくらいの早さで喋られた。日本人のいない時間帯だからだと思われる。本土のアメリカ人と思われたか。シャトルに乗ってホテルに向かったが、運転手にホテルを間違えられ、結局しばらく歩く。しかし暖かいので問題なし。宿は安宿で、とりあえず荷物を置いて、ジュースとか果物とかを夕食がわりに買いに行き、テレビを見ながら食べ、早めに就寝。したのだが、戸外で外で騒いでいる若者がうるさい。夜半過ぎまで寝ていて、妙な羽音で目を覚ます。これは!と思ったらまた羽音で、こんどは頭に落ちたので振り払ったら、やはりGで始まる虫であった。ミネソタは氷点下20度がザラなので存在しないので忘れていたが、ここは熱帯の安宿、大きな虫が出るのであった。実家では、夏場あいつはよく飛んだものであった。部屋の中で所在を探していて見つけると、5センチ以上と大きい。緊張しながらしばらく観察していたが、こいつは壁にのぼり、自重をささえきれず、落ちる、ということを繰り返す阿呆なやつであった。このままでは安眠できないので、なんども落ちるのを繰り返しているところを始末した。はやく連れと合流しないなあと思いながらうとうとと仮眠。クーラーもうるさいし。とりあえず休暇の初日は不運を使い果たすかといったような感じだった。