福島三日目。早起きして軽く朝食にして、電車に乗って一路喜多方へ。朝8時半に喜多方について、まずはバスに乗って出雲神社にある自由民権運動発祥の地の碑を見て、それから散歩。雪下ろしの場面を初めてみる。小原酒造さんが開いたところだったので、中を見学させて頂いた。気さくな店員さんの丁寧な解説。米を蒸す蒸器の湯気がすごかった。ちなみにモーツァルトを聞かせているという話だが、これは3年かけて演歌ジャズ各種クラシックを試して比較検討された結果らしい。ちゃんとデータを取られているのに感心した。丁寧に説明していただいて、5～6種類試飲させてもらって（合計1合以上は注いで頂いた気が）、何本か購入して自宅送りに。美味しかったのでまた飲み会をせねば。
ななめむかいの醤油味噌店・金忠でも醤油をお買いもの。てくてく歩いて大和川酒造さんも見学させてもらった。こちらは現役ではなく古い蔵の見学。3種類くらい試飲させてもらい、こちらでも1本買った。喜多方はお酒と味噌醤油の町であった…。
おなかがすいてきたので、歩いて有名な坂内食堂へ。いつも混んでいるという話だったが、たまたま空いていて席も選べるくらいだった。喜多方ラーメンを初めて食べたが、美味しくて目からビームが出そうだった。
あっさりしていてもう1杯食べられそうだったので、2軒目は食堂なまえ。こちらも美味しかった！ スープの塩味はこちらの方が好みやけど、風味は1軒目かなあ。どちらも捨てがたい。美味しくてするする食べてしまう。
昼過ぎの電車に乗って会津若松に戻る。山がよくみえる。雪がたくさん。
若松に戻ってからホテルに買ったものを置き、バスに乗って鶴ヶ城を見学。私は明治以前の日本史にうとく、戊辰戦争のこともほとんど把握していなかったので、大変勉強になった。鶴ヶ城は綺麗だし、登れば眺めもよいし、お茶室で抹茶は飲めるし、たいへんいいところでゆっくりした。松平容保の写真が男前でびっくりした。
それにしても会津若松というところは、会津中心史観というか、アメリカでいうテキサス州オースティンみたいなところだと思った。Republic of Texasをめぐる歴史の重要性の強調、みたいなところが。戊辰戦争がそれほどにも大きな出来事だったというのは想像に難くないが。
さらに散歩を続けて、直江兼続の屋敷跡、天文方の遺跡、蒲生氏郷のお墓を見て、いったんホテルに帰って休憩して、駅前で食事した。
