サスケ死す

夕方になってメールが来たのだが、2002年、わたしが4回生だった夏に実家にやってきた柴犬、サスケがとうとう他界したとのことだった。

これは在りし日の、2011年8月11日のサスケ。

この1年は目も不自由になり、皮膚炎もひどくなって弱っていたが、いざいなくなってしまうと悲しい。実家の庭の溝に落ち、夜のうちに弱っていたようで、朝になって実家の両親がひきあげてやって毛布をかけて湯たんぽで温め、よしよしとなでてやると、落ち着いて眠るように死んだとのことであった。外の人には愛想がよくて、黒いカバンが怖くて、はねるボールで遊ぶのが好きで、耳がふわふわでさわりごこちが良くて、少し体が弱かったサスケ。うちの実家で生きて、幸せだったならいいのだが。父が線香とろうそくを立て、仏説阿弥陀経をよみ、簡単な葬式をして、市役所に届け出て火葬してもらったとのことだった。不自由な体を脱ぎ捨てて、自由に楽しく遊んでいてほしいとおもう。