本日より広島出張。朝から出立して、新幹線で広島へ。
まずはホテルに荷物を預けて、てくてく歩いていって昼食。お好み焼きを食す。牡蠣、豚肉、海鮮、そば入り。広島のお好み焼きというのは粉もんではないのだなと認識。これはこれであっさりして食べやすくって美味しい。人気店だったようだが、時間が早かったのと1人だったのと12月だったのとですんなり食べられた。
原爆ドームを見上げる。広島は小学6年生以来だから21年ぶりだったのだが、記憶よりも原爆ドームは小さかった。
それから平和祈念資料館へ。2009年にラスベガスの核実験博物館に行き、核兵器の影響（あるいは威力）に関する米国視点からの展示を見たものであるが、今回は21年ぶりの広島の資料館である。見れば見るほど（ラスベガスの時にも思ったことだが）、まさしくこれはジェノサイドであり、本当に最低の、人道にもとる兵器だという感想しか出てこない。私はこれを開発した研究者の当時の資料をずっと見ていたわけだが、これを人間の住む町の上に落とせるという精神性がやはりもうわからない。それにしても広島には犠牲者に焦点があたり、ラスベガスでは人にはほとんど焦点が当たらないのであった。思うところが多い。
タクシーで広島大学東千田キャンパスへ。今日は放射線防護に関するシンポジウム。想像よりもずっと参加者が多かった。2011年からずっとこういうシンポジウムに出ていて、だんだん論理の構造（及びその中で私がもやっとくること）が分かってきた気がする。コメンテーターに人類学者がおり、そのナイーブで心情的な語り、及び（あえてこういう言い方をするけれども）勉強不足にびっくりした。ふつうコメンテーターするならもうちょっと勉強するんじゃないのとか、同じアメリカ国内のほかの先住民族にも目配りするんじゃないのとか。私自身も気を付けないと。
夜は広島に住む新婚の従弟夫婦と会食。居酒屋さんで牡蠣やら穴子やら食べながら、新婚の部屋の片づけバトルの話やら、採用活動の話やら、3～9月に大阪に一時的に引っ越してくる話やら、お料理の話やら色々盛り上がる。義理の従妹と話が盛り上がってちょっと仲良くなれてうれしい♪
