今日はちょっと雲もあったけどやっぱり暑い

起床したら6時半。今日はアルカサルに間に合いたいので、ちょっとごろごろしてからさっさと荷造りしてチェックアウト。荷物をごっそりホテルに預かってもらう。まずは朝食ということで歩き回ったが、ちょうど昨日ランチを食べた店で朝食を出していたので入ってみた。地元の人しかいない雰囲気。朝食スペシャルは、カフェコンレチェとスーモデナランハ、生ハムのサンドイッチ。

f:id:noctifer:20170504090556j:plain

この組み合わせ、ものすごくうまい。さすがはいっぱい生ハム原木が下がっているだけある。二人で大満足。

流石に開場前にアルカサルに行ってみたら列もそこまで長くなく、すんなり入れた。私の作戦が功を奏して、人の少なめのところで少しだけ写真が撮れて満足。というか、どこもかしこも物凄くフォトジェニックで、めっちゃ写真を撮ってしまった。美しいタイル、対称性のあるイスラーム風建築、そこここに植わっているオレンジの木、涼しげな噴水。建物はきれいだしお庭は広いし、最高である。

f:id:noctifer:20170504170035j:plain

f:id:noctifer:20170504172453j:plain

f:id:noctifer:20170504194522j:plain

f:id:noctifer:20170504191040j:plain

f:id:noctifer:20170504172601j:plain

f:id:noctifer:20170504173142j:plain

朝一で入って、結局13時頃まで大満喫。14時頃に色々なお店が閉まるので、先に近くのオリーブオイル店に行った。ここの店主のお兄さんが親切な人で、色々オリーブオイルを紹介してくれて、小さな瓶や缶をいくつか購入したら、昼食の予定はあるかという。なんでもオイルを卸しているうまい店が近所にあるという。観光客は来ない地元の店だ、本当に美味しいから、行ってこれを食べろといって、食べるべきもののメモまで作って渡してくれた。Bodeguita Romeroというお店。言われた通り行ってみたら本当に近所で、店主のメモを見せたらウェイターさんは笑って、書いてあるものをそのまま出してくれた。PringaとPapas Alinan. 追加でツナのサラダも注文。これがもうどれもめっちゃおいしくて感動! しかも出てくるのめっちゃ早い。ツナも、今まで自分が食べていたツナは何だったのかと思ううまさ。速いわうまいわで大感動でランチを終了。Gがバッグを買わねばならぬというので通りを戻っていくと、フォロンダの支店がちょうど開いていたので入店。さくっとシージョ2枚とブローチを買ったのだが、今まさに閉店せんとするところだったようで、店員さんがカギをしめていた。フェリアなので午前中しか営業しない店も多いみたいだ、ということに今更ながら気づいた。間一髪。その後、近くのかばん屋さんでかばんをみつくろったのだが、ここも我々が最後で閉店するところで滑り込みセーフ。このようにすべて滑り込みできたのも、オリーブオイル店のあのご店主がいい店を教えてくれたおかげ! 本当にありがたい。

時間があったので甘いお菓子で一服し、ホテルで荷物を引き取って、ちょうど来ていたバスに乗って駅へ。早くついたのでのんびり待ち、列車に乗車。行きと違ってプレミアムな席なので(でも値段はなぜか同じ)座りごごちもいいし、静かで快適だった。マドリードでは地下鉄を3本ほど乗り継いで、空港近くのホテルへ。チェックインしてから近くのレストランで夕食。セビーチェはまあまあ、牛肉のリゾットがおいしかった。お茶をして一服してから帰宿。

今日も快晴!!

朝はゆっくりめに寝て、髪を洗って支度。朝ごはんは通り沿いのチェーンのカフェで、デニッシュにした。まずアルカサルに行ってみようとおもったが、あまりに列が長いので、隣のインディアス総合古文書館に行ったら、人は少ないわゆっくりみられるわ面白い展示はあるわで大満足だった。やはり文書館を作り始めて200年の国は違う。どう考えても日本は見習うべき。

f:id:noctifer:20170503182118j:plain

f:id:noctifer:20170503174342j:plain

f:id:noctifer:20170503172330j:plain

アルカサルの行列は長くなる一方なので明日に回して、それからクラフトのお店を経由して、救済病院に行ってみた。奥の教会がすごく豪華で、ムリーリョの絵もあった。

f:id:noctifer:20170503191816j:plain

それから昼食。ガスパチョ、牛テールの煮込み、生ハムなど。この煮込みがものすごく美味しくて大正解。ビールも飲んだった。暑いのでビールがうまい。

f:id:noctifer:20170503141932j:plain

食後、先生に紹介してもらったマントンのお店、フォロンダの工房に行ってみた。今日は開いていた。緊張しながら入店。スペイン語と英語を混ぜながら、赤いマントンが欲しいことを伝える。お手頃なものを2枚ほど出してくれたあと、高いけど物凄く美しいお花の刺繍のマントンを出してくれる。重みもあってすごく素敵。どうしよう…とさんざん10分から15分くらい迷い(Gは私のお金やから好きにしたらいいと言ってくれたけど)、せっかくここまで来たし、勇気を出して高いマントンを購入することに決定。ついでに赤のシージョも買うことにした。ご店主は少しだけサービスしてくださって、しかも免税書類を出してくださった。免税のことをすっかり忘れていた(普段いかに高い買い物をしていないかがバレる)。Gには、高いマントンにふさわしい踊りをせんとあかん、とか言われたけど(その通り)、でも買ってよかった。すごくきれいでとても満足。大切に使おう。買ったマントンを抱いて、スーパーによってGのお土産物などをいくつか購入。疲れたのでいったん宿に戻り、荷物を置いてすこしだけ昼寝。

再出立して、トラムに乗って、今度はスペイン広場に行ってみた。ここもものすごくフォトジェニック。

f:id:noctifer:20170504001055j:plain

f:id:noctifer:20170504001321j:plain

f:id:noctifer:20170504002555j:plain

目的地はここではなく、科学博物館。ここでお目当ての展示を色々と見学し、写真で記録を取る。ここはもともと万博の時にペルーの展示館かなにかだったらしく、ペルーの生き物の石像がいろいろあってそれも面白かった。何より中が涼しいので体力の回復によかった(笑)。

f:id:noctifer:20170504003953j:plain

町中にもどってカテドラルの横でアイスクリームを食べた。

f:id:noctifer:20170504014453j:plain

雑貨店を見回ってイヤリングと髪飾りも購入(安かった)。それから喉が渇いたのでバールでモヒートを買って飲み、それからフラメンコ博物館で公演を見た。カンテはブレリア、踊りはアレグリアスとタラントだった。どれもすごくよかった! 横の席だったけど最前列で見られたし。

f:id:noctifer:20170503212108j:plain

夕食は近くのお店で、チーズのクロケッタなどを食す。昨日の反省を生かして人通りの多い道だけ選んでさっさと帰宅。

ものすごい晴れ

早起きして荷造りし、荷物をもってチェックアウトして出立。シンプルだけどいい宿だった。また使いたい。地下鉄を乗り継いでRenfeのアトーチャ駅へ。時間があったので駅のカフェでジュースとパンで朝ごはん。荷物のチェックを通し、特急で2時間半ゆられてセビージャへ。私の乗った車両は双子の1歳児はいるわ、電話で話す人が続出だわでものすごく賑やかだった。外は快晴で、前半はひたすらオリーブ畑が続き、後半にはオレンジ畑がまじっていた。

f:id:noctifer:20170502172930j:plain

セビージャ駅についたら物凄い人! 皆フェリアに出かけるらしく、タクシー乗り場は長蛇の列。これはいつまでたっても乗れないということで、急遽予定を変更して市バスに乗った。混んでたけどこれが結局正解で、15分ほどで町中へ。少し歩いてホテルにチェックイン。このホテルが小さいけどものすごくお洒落で、屋上にパティオはあるし、スタッフは親切だし、大正解だった。

f:id:noctifer:20170502212134j:plain

一休みしてから街に出る。マドリーよりもずっと小さいし、通りも狭いけど、空の色はビビッドだし、建物はかわいいし、すごく魅力的。フェリアなのでそこここにおめかしした老若男女がいるのもすてき。まずはカテドラルの近くのタパス屋さんで食事。スペイン語しか通じないがどうにかした。チーズやオムレツがうまい。それからカテドラルを見学。運よく並ばずに済んだが、とにかく巨大! こんなものすごいカテドラルがあり得るのかとビビった。何やろなあ、これ。バチカンもすごかったけど、これもすごいよ…。

f:id:noctifer:20170502223417j:plain

f:id:noctifer:20170502224514j:plain

f:id:noctifer:20170502225038j:plain

f:id:noctifer:20170502231147j:plain

ゆっくりぐるりと見学して、ヒラルダの塔にも上った。ケルンの大聖堂を思い出すような高さだった。素晴らしい眺め。

f:id:noctifer:20170502235441j:plain

降りてお土産屋さんを覗いてからオレンジの庭で一休み。普通にオレンジの木が植わっているのにびっくりする。そりゃオレンジジュースもうまいはずである。それから少し歩いてフラメンコ博物館へ。明日のショーを予約して、中を見学。空調がきいていないのか暑くて、熱暴走しているコンピュータもあった。見終わったらいったん宿に戻って、少し昼寝して一休み。暑いので疲労もたまりやすい。

夕方になってから再出立。バスでフェリアの会場へ。ホテルのスタッフに教えてもらったバスは番号がどうも間違ってたみたいだけど、まあまあ近い方向まで行ったので途中で降りててくてく歩く。ビシッとスーツを決めたおじさまとか、素敵な衣装をきこなしたマダムや少女がいっぱい歩いていて眼福である。とにかく見ているだけで楽しい。まずは地図をチェックして、公設カセタ3つを覗こうと決めたが、実際には公設カセタはもっとあった。1つ目の公設カセタではビールを買って飲んだ。あまりセビジャーナスはかかってなかったけど、皆とにかく思い思いに踊ったり飲んだりしていて楽しそう。

f:id:noctifer:20170503035204j:plain

f:id:noctifer:20170503035353j:plain

写真を撮りまくりながら通りを歩く。10代くらいの女子のグループはカメラを向けるとにっこり笑ってくれたりする。綺麗!とほめたりなど。

f:id:noctifer:20170503044327j:plain

f:id:noctifer:20170503043310j:plain

カセタの中だけでなくて、普通に通りに集まって、皆で歌ってパルマしてパリージョ鳴らしてセビジャーナスを踊っている人たちもいた。お祭り大好き! Gに踊りを覚えてもらっていたら私も踊ったんやけどなあ。

f:id:noctifer:20170503050056j:plain

セビージャの春祭りを見る、という夢がかなって大満足。2時間ほど歩き回って、バス(これまた番号を間違えた)とトラムを乗り継いで街中に帰還。そのへんのレストランで生ハムやねっとりしたオックステールのクロケッタ、サラダなどを食べ、ビールを飲む。

この辺りに物売りの黒人がいたのだが、食べ終わって帰るときに人通りの少ない通りでつけられていることに二人で気づき、人通りの多い通りに出て速足でだいぶ歩いた。かなりの距離つけられていたが、ホテル近くでまいて帰還。まぁ2人で良かったし、人通りの少ない通りに少し入ったのもつけられているのに途中で気づけて良かった、と思うべきか。道でつけられたというのは2002年のプダペスト以来かも。

快晴!

今日はGと街歩きデー。メーデーで祝日なので、お店や博物館などは殆ど開いていないため。まずは近くのカフェで朝食にして、早朝の通りを歩き、プエルタ・デル・ソル、マヨール広場などを巡っていく。まだ観光客もほとんどおらず、大道芸人もまばら。

f:id:noctifer:20170501163349j:plain

それからまずは聖イシドロ教会に行ってみた。大きな教会で、さまざまな祭壇やステンドグラスなども見られる。

f:id:noctifer:20170501095345j:plain

それから少し歩いて、見晴らしのいいバラの花壇でひとやすみ。

f:id:noctifer:20170501172959j:plain

それから王宮の南側のカテドラルに行ってみた。私は2回目だったけど、ここはいつきてもざわついているなあ。大きなマリアの祭壇も見る。せっかく王宮近くまできたので、外側からお王宮をチラ見して、ラストロののみの市まで歩いて行った。いったいどこ製かわからない服や靴や帽子の屋台が出ていたり、古本の屋台がでていたり、ビンや古いカメラやさびた鍵みたいながらくたとものつかないものが売ってたり。Gはお父さんへのお土産として古本の数独を2冊買っていた。お昼はいったんホテルの近くまで戻って、海鮮のお店でサラダとパエージャを食べた。お米がうまい! エビもうまい!

f:id:noctifer:20170501133658j:plain

おなかがいっぱいになって、歩き回って疲れたのでホテルに帰って一休みかねて昼寝など。

f:id:noctifer:20170501160931j:plain

起き出して、スペイン広場でドン・キホーテの像を見てから、明日の下見を兼ねてアトーチャまで地下鉄に乗り、それから公園を散歩した。クリスタルパレスも見る。緑が多くて、木陰は涼しくて、気持ちいい。

f:id:noctifer:20170502004113j:plain

植物園に行こうかとも思ったけど有料だったし遠かったので、プラド美術館の裏のカテドラルを見学して、ちょうどいい時間だったのでそこからタブラオに歩いて行った。今日はカルダモモ。演者が10人いて、アレグリアスもブレリアも良かった。なんとこのときのギタリストさんが、ミネアポリスでお世話になっているRossの友達だったということが後でわかった。世界は狭い。ここは食事もなかなか美味しかった。ガスパチョとか肉団子とか、あとバルサミコのかかったサラダ! 量は少なめで助かった。

f:id:noctifer:20170501210108j:plain

終わってもまだまだ明るかったけど、たくさん行動して疲れたので、ホテルに帰って荷造り。お疲れ様でした。

晴れのち曇りのち晴れ

朝から起き出して、昨日と同じカフェでサンドイッチ、ドーナツとコーヒーの朝食を取り、歩いてラ・エンカルナシオン王立修道院へ。昨日予約したのでようやく行けるという寸法。中の見学はツアーのみ、しかもツアーはスペイン語なので全然わからないのだが、見られるだけめっけものというもの。さまざまな肖像画や宗教画、暗い回廊、礼拝堂、聖遺物聖ヤヌアリウス の血などを見学する。聖遺物は小さい玉子型のガラスみたいな雰囲気で不思議な感じだった。

f:id:noctifer:20170430172237j:plain

f:id:noctifer:20170430172323j:plain

それからプラド美術館へ。こちらも昨日チケットを予約しておいて正解だった。長蛇の列だったがなんとか入場。とにかく広い! そして宝物だらけ!! エル・グレコがいっぱい。たくさんのラファエロ。浴びるほどのゴヤ。黒い絵も全部ここにあったし、ネコの絵も。もちろん裸のマハ、着衣のマハも。着衣のマハは以前2011年に来日しているのを見て以来。ベラスケスのラス・メニーナス。ヒエロムニス・ボスの快楽の園。ボッティチェリのナスタジオ・デリ・オネスティの物語。ぜんぶここにあったとは。韓国・中国、英語話者の皆さんのツアーがすごくて、人気の部屋はめっちゃ混んでたけど、空いている部屋はガラガラなのが面白かった。途中、キッシュとオレンジジュースの軽食をすべりこませつつ、見られる限りすべての部屋を見た。本当に大満足。6時間歩き回った。ついでに美術館の裏のサンヘロニモエルレアル教会も見学し、ようやっと店じまい。

f:id:noctifer:20170501004413j:plain

宿の近くのデパ地下でパエージャやサルピコン、ほうれん草のペーストなどを買い、G用におやつのケーキも買って帰宿。結局今日一日で3万歩くらい歩いた。さっさと食事にして荷造りしつつGの到着を待つ。Gはすんなりついて、9時すぎにタクシーで宿に到着した。下まで行って出迎えたりなど。Gに会うのは年始にハワイでお別れして以来なので、約4か月ぶり。思えば地球の反対側である。

再会を喜びつつ、まずはセビージャ行きの列車のチケットを確保。英語のサイトですんなりと購入するが、見てみると日本語サイトでは「連休中は対応不可」で予約できなかった! 語学ができるかどうかで列車のチケットが買えるかどうかも変わるとは。

雨のち曇り

ラトビアの時の生活リズムだろうか、6時半に起床。今日はゆっくりするつもりで、髪を洗い、学会関係のメールに返信。10時頃にでかけてカフェで朝食。コーヒーとサンドイッチのセットにドーナツをつけてみた。温かいサンドイッチがうまい。雨が降っているので、ティッセン=ボルネミッサ美術館へ行く。多少の行列があって、荷物を預け、まずはブダペストの特別展へ。エル・グレコなどを見る。それから常設展へ。広い。マクシミリアン・リュスの「月下の工場」が気にいったりなど。他にも、大好きなシャガールモンドリアンピカソ、Albert Bierstadtの「セントアンソニーフォールズ」にはびっくりした。ふだん散歩しているミネアポリスの景色をマドリードで見るとは。

f:id:noctifer:20170429130724j:plain

入る扉を間違えたりして怒られたりしつつ、広い館内をぐるりと回って満足。おなかが空いたので、カフェテリアで豪華めのランチ。今日のスープと、鴨のオレンジソース・クスクス添え、パン。スープは中にこっそりラタトゥイユがはいっていたし、鴨もものすごく美味しかった! 大満足。

f:id:noctifer:20170429150605j:plain

それからソフィア美術館に行こうかと思ったけど、長蛇の列で諦め。修道院のチケットが取れるかと思って2つ回ったけど、こちらも両方売り切れ。さすがは祝日近くの週末マドリードである。それでフラメンコ用品店のマティも閉まっているかと思いつつ、昼休憩明けでちょうど開いていた。片言のスペイン語でアバニコ赤白1つずつ購入。片言すぎてびっくりする。その後近くのスーパーをうろうろし、夕飯がわりに乳製品のお菓子を買い込んで帰宿。宿のスタッフEllenさん(とっても親切)に尋ねて、近くのたばこ店で葉書用の切手を2枚買う。たばこ店のお姉さんたちも親切だった。買い込んだお菓子類を食べ、体勢をたてなおしてから、近くのタブラオへ。ここは先生の推薦リストには入っていなかったところ。1人目は?だったが、アレグリアス・ソレアポルブレリア・アレグリアスの後ろの3人はよかった。終わってもまだ明るかったが、宿に帰って明日の予約や、明日以降の調べものなど。思った以上に時間がかかり、夜遅くになってしまう。

よく晴れたマドリード

目覚しでしっかり早起きして髪を洗い、まずは朝食探し。近くのカフェでクロワッサンのサンドイッチと、生絞りのオレンジジュースをいただく。4ユーロ以下でうまい! スペインには生のオレンジをお店で絞るオレンジジュース絞り機というのがあって、そこから出てくるオレンジジュースが本当に美味しくて大好き。けっきょく旅の間じゅう飲み続けた。

緊張しつつ地下鉄のチケットを買い、乗り継いで大学へ。大分早くついたがなんとかなった。今日はトレスケベドコレクションにアクセスさせてもらう。すごい。チェスマシーンにケーブルのゴンドラ。ナイアガラにまだあるらしいし。テレキネもすごい。後でトムに言わせると彼は「発明家」として評価されすぎていて他の人からもらったアイディアをどう評価するかとかでかなり議論があったり、モデルのレベルでうまくいっても実際はどうかとかいう話があったそうだが、それでもいろんな機械がすごく面白い。沢山写真を撮らせてもらった。見学は9時半から1時間ほどだった。

f:id:noctifer:20170428103614j:plain

それからは、道に迷いつつ計算機センターの展示も見て、そのあと街中へ。まずはソル駅近くのvodafonesimカードを買い(スペインでは買うのにパスポートがいるけど、設定までやってくれて親切。予定通りsuperyuserにした)、マヨール広場を経由して、サンミゲル市場へ。

f:id:noctifer:20170428203054j:plain

あまりにおなかが空いていたので、混んでたけどここで色々食べた。ガスパチョクロケット、チーズやイクラのタパス、ウニを焼いたもの、パエージャなど。

f:id:noctifer:20170428134011j:plain

おなか一杯になって、王宮方面へ歩いていく。まずは南側のカテドラルを見学してから、北側の王宮へ。

f:id:noctifer:20170428220352j:plain

王宮は広いしとってもゴージャスだった。王様のポートレートもいろいろあった。

f:id:noctifer:20170428224247j:plain

飾りに飾られたいろんなお部屋(撮影禁止)はさすが日の沈まない国といった雰囲気で、ゆっくりと見学。

そのあと修道院を覗いてみるが、どこもうまくチケットが取れず、フラメンコ用品店のマティへ。スペイン語であいさつしつつ、アバニコを発見したが、店員さんが忙しそうだったのでまたの機会ということにして退店。いったん宿に戻って休憩してから出直して、地下鉄にのってカサパタスへ。着いたら最前列に案内されて、サングリアを頼むと、相席にコロンビア人のお兄さんが座った。そのお兄さんが言うには、フラメンコはフランコ政権時にはナショナリズムに利用されたので、スペイン人では好まない人も多いのだとか。ともあれ、カサパタスは非常にいい雰囲気で、始まる前からちょうど真後ろでギタリストさんがギターの調整をしているし、あっという間に満席になったし、これは期待できるとおもったら期待通りだった。カンテのブレリア、おおどりのタンゴ、ギターのソロ、ソレアポルブレリア、バタのアレグリアス、フィンデフィナーレ。ものすごく熱の入った踊りで、本当にすばらしかった。特にアレグリアス!

f:id:noctifer:20170428211531j:plain

大満足。暗くなりつつあったが人の流れに乗って地下鉄で帰宿。